東南アジアの食材から抽出した「PandraBeauty®」美肌・抗肥満・筋肉増強のトリプルパワーに注目(後)
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(株)龍泉堂
プラセボ群との比較で腹部脂肪量が減少
抗肥満作用については、男性39人、女性92人を対象にした臨床試験が実施されている。それによれば、パンドラビューティを摂取後(12週間)に、パンドラビューティ群とプラセボ群の腹部周辺の脂肪量を比較した結果、パンドラビューティ群の脂肪量減少効果が認められたという。
この試験ではDEXA scan(Dual energy X-ray Absorptiometry:二重エックス線吸収法)という測定器を用いてTrunk fatとAndroid fatを測定した。Trunk Fatは肋骨から骨盤にかけての脂肪分布を、また、Android Fatは腹部の脂肪分布を測定するもの。すなわち、DEXA scanとは、二重エックス線吸収法といわれ、2種類の異なるエネルギーのX線を照射し、吸収率の差により脂肪細胞を測定する方法である。
抗肥満の動物実験では、肥満・糖尿病モデル4週齢ラットに高脂肪食を投与し、肥満を誘発させた後にパンドラビューティを200mg/kg、8週間摂取させて体脂肪の変化を測定。CTスキャンを用いて体脂肪への影響を分析した結果、高脂肪食群のラットは体脂肪が66.66%、パンドラビューティ群のラットは体脂肪が44.72%と測定された。これにより、パンドラビューティを摂取することにより、対照群と比較して約32.9%の脂肪減少効果が認められた。
遅筋繊維を増やして筋肉増強
さらにパンドラビューティの機能性で注目されているのは筋肉増強作用だ。筋肉の細胞は、瞬発力に関わる「速筋」と、持久力に関与する「遅筋」の2種類に大きく分けられるが、パンドラビューティは後者の遅筋を強化する作用があることが確認されている。
そのメカニズムは次のようになる。パンドラビューティを摂取することでLKB1という酵素(タンパク質)が活性化し、活性化したLKB1は糖や脂質の代謝に関与するAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)にリン酸基を渡すことで活性化する。活性化したAMPKにより、PPARδという脂質代謝に関与する転写因子が活性化される。活性化されたPPARδは脂肪を筋細胞に取り込み代謝することで、脂肪燃焼を誘導する。
さらに、このPPARδは、遅筋繊維を増加させる働きも担っている。糖を代謝させる速筋繊維に対し、遅筋繊維は脂肪を代謝してエネルギーを生成するため、遅筋繊維を増加させることで太りにくい体につながる。また、遅筋増加に深く関与するPGC-1αというたんぱく質も、AMPKにより活性化され、遅筋繊維増加に役立っているのだ。若い女性や高齢者では、脂肪減少による筋肉減弱が健康リスクとなる傾向が見られるが、脂肪減少と筋肉増強という2つの機能を併せもつパンドラビューティであれば、そのリスクを抑えることができるだろう。
機能性表示食品の届出サポート事業も展開
このほか同社では、北海道産の辛みの強いタマネギとえびすカボチャエキスを組み合わせたオリジナル原料『OPtain120®』を海外展開。また、マサチューセッツ工科大学)で研究され、さまざまな機能性データを有するパン酵母β-1,3/1,6-グルカン『Wellmune®(ウェルミュー)』を機能性表示食品に対応できる素材として提案している。
原料供給以外の取り組みでは、高知県を拠点に、機能性表示食品の届出サポート・コンサルティング事業を開始し、地域密着の事業展開を進めている。
(了)
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URL:http://www.ryusendo.co.jp
事業内容:原料・OEM、最終商品販売関連記事
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