博多スターレーン跡地再開発、新ビルは2022年開業予定
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今年3月に惜しまれつつも営業を終了したボウリング場「博多スターレーン」跡地において、再開発による新たなビルの完成・開業が2022年を予定していることがわかった。同跡地での共同開発を行うNTT都市開発(株)(東京都千代田区)と大成建設(株)(東京都新宿区)が発表した。事業名称は、「(仮称)博多駅東1丁目開発計画」。
同跡地では現在、20年6月までの計画で既存の建物の解体工事が進んでいる。解体完了後に、地権者の東部物産貿易(株)(東京都千代田区)から土地を賃借するかたちで、NTT都市開発と大成建設とが共同で再開発を手がけていく。新ビルの着工は20年の予定。
同跡地は博多駅周辺における再開発促進プロジェクト「博多コネクティッド」のエリア内。そのため、新ビルは容積率緩和などのボーナスを活用して大型広場などを備えた複合オフィスビルになる公算が高いが、「現在、いろいろな検討を進めている段階で、(博多コネクティッドの)認定はまだ決まっていない」(NTT都市開発・広報担当者)という。新ビルでは、博多コネクティッドにおける容積率緩和の要件を満たすため、低層階部分を商業施設や広場などの“賑わいの空間”とすることを検討しているが、ボウリング場などの娯楽施設は設けない方針。詳細については今後、さらに検討を重ねていくとしている。
新ビルの共同開発を行うNTT都市開発と大成建設は、15年5月に全面開業した大型複合ビル「品川シーズンテラス」(東京都港区)でも共働開発・運営を行った実績を有しており、そのノウハウが福岡・博多エリアでも生かせるとみている。
なお、博多コネクティッドのエリア内では、ビル建替えの完成時期が明言された物件はほかになく、認定が決まれば、「(仮称)博多駅東1丁目開発計画」が第1号物件となる可能性が高い。
【坂田 憲治】
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