民事再生法適用申請　負債総額　約45億円

　同社は7月10日、福岡地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全処分・監督命令を受けた。　

　申請代理人は矢部聖子弁護士（森・濱田松本法律事務所福岡オフィス、福岡市中央区天神1-6-8、電話：092-739-8140）ほか3名。監督委員は高松康祐弁護士（弁護士法人みらい法律事務所、福岡市中央区警固1-12-11、電話：092-781-4148）。負債総額は約45億円。

　同社は2013年4月に設立された医療機器・医薬品などの調達代行業者。医療機器、医薬品などの購買代行のほか、病院および企業経営に関するコンサルティングを行い、17年3月期には約90億円の売上高を計上していた。

　しかし、赤字が続いていた中、大口取引先に多額の不良債権が発生したことが引き金のひとつとなり、事業縮小を強いられ、4つあった営業所のうち、熊本営業所と沖縄営業所を閉鎖。以後も業績は低迷し、自主再建を断念。今回の措置となった。現在も事業は継続しており、17日午後1時30分より福岡市博多区の「TKPガーデンシティ博多アネックス」で債権者説明会が開かれる。