2024年11月22日( 金 )

【福岡探偵ブログ2】注意するのは反社会勢力だけではない

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 近年、お受けする調査依頼のなかで「人物の信用調査」が増えています。反社会勢力は表に出てこなくなりましたが、特殊詐欺にみられるように手口は多様化し、より巧妙な手法であなたに近づいて来ます。対策しようにも法規制で情報収集が厳しくなっている現状があります。

 注意すべきは反社会勢力だけではありません。反社との接点の有無、前科や破産歴を隠すだけではなく、その他経歴を詐称してあなたに接近してくる者もいるでしょう。また「健全な会社に勤めている」とアピールしていても、どういった背後関係があるか、どういった手口をとっているかにはご注意が必要です。

 ここで、1つ最近の調査事例を紹介します。

 40代男性X(妻子有)はもともと、福岡市で製造業を自営していましたが、同業A社社長の親族(社長の義弟)になったことでA社に入り、副社長となりました。しばらくして、Xは二十代前半の女性社員Yを気に入り、いつの間にか(Xとしては計画的に)男女の仲に。Xは部下へはパワハラ、職場内の女性へはセクハラを行い、横暴な振る舞いは会社の得意先へも知れ渡り、ついには得意先から「Xがこのまま在籍しているなら御社との取引はやめる」と通告を受けました。そこでA社は、弁護士を通じて弊社にXの人物調査を依頼してきたのです。

 XはYを就業時間内に外に連れ出していた為、XとYの関係性を撮影、Xの恫喝(パワハラ)を録音など、内定調査によってXの不祥事を暴いてXが退職せざるをえない状況をつくり、A社はXの解雇に成功。また、XはA社の社長の妻(義兄の嫁)とも愛人関係にあり、いずれはA社をのっとるつもりでいました。実はその後も会社に残った愛人の女性社員Yを使って、A社の情報を引き出しています。

 これはほんの一例ですが、行政に相談しても、事件にでも進展しない限り対処してもらえません。自分を守るのは自分、貴社を守るのは経営に携わっている経営者の皆さまです。取返しがつかない状態になる前に、リスクに備えて問題行動や不祥事の有無などを調査した方が良いでしょう。

【テイシン福岡 岩河 正屋】

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福岡県弁護士協同組合特約店 テイシン福岡

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