厚生労働省が四半期ごとに実施している「労働経済動向調査」。2017年8月の調査結果(調査期間:8月1日~8月7日、8月1日時点での状況を調査)が、20日に発表されました。
これによると17年4月~6月で中途採用の実績が「あり」とした事業所の割合は、前年同期より5ポイント増加の70%となりました(図1)。
また、新規学卒者の採用枠で正社員の募集に既卒者(※)が「応募可能だった」事業所の割合は46%(前年同期43%)で、調査開始以降最高となっています(図2)。
2つの図を見ても分かるように、多少の増減はありつつも、企業の中途採用(通年採用)の割合は年々増加しています。同調査では25期連続で正社員労働者が不足(パートタイム労働者は32期連続不足)となっており、企業が新卒採用だけにこだわっていられない状況となっています。
今後企業の採用は、通年採用型が常用化していくものと考えられます。転職者にとってはチャンスといえる一方、1つの企業に留まる意識が薄れ、転職を繰り返すと専門性の向上といったキャリアの構築が難しくなります。
変化していく採用動向をきちんと捉えつつも、「なぜ転職するのか」「将来どうありたいのか」など自分の軸をしっかりと定め、周囲に流されず意義ある転職活動に努めましょう。
※学校卒業後すぐに調査対象事業所に就職する者以外で、35歳未満の者。勤務経験の有無は問わない。
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