ライオンズクラブ337-A地区 明るい未来をつくるために(9)
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337-A地区 福岡ベイシティクラブ 山口 毅 氏(2)
――クラブ独自での国際交流活動は、次世代の方々にとって大変有意義な経験になりますね
山口 ありがとうございます。ライオンズクラブの活動ではありませんが、福岡市とニュージーランドのオークランド市との姉妹都市提携のお手伝いをさせていただきました(山口氏は、福岡ニュージーランド友好協会会長)。
姉妹都市提携時に、「ニュージーランドに訪問団を結成したいので、山口さん協力していただけませんか」と依頼を受け、約20名のメンバーを集めました。
その際、ライオンズクラブの仲間が参加してくれました。
――現在もなお、積極的な国際交流を実践されておりますね
山口 私は24歳(1960年)の時、総理府より拝命を受け、日本青年海外派遣団の一員として、中南米の視察に行かせていただきました。
アメリカ・パナマ・ベネズエラ・ブラジル・ウルグアイ・アルゼンチン・パラグアイ・ボリビア・ハワイを4カ月間かけて訪問・視察しました。当時、月給平均が8,000〜9,000円の時代、旅費は120万円でした。
すべて政府の支援で、当時の岸信介内閣が「青年を海外に派遣しよう」として予算をつけて行われたもので、1日に13ドルの支給などがありました。
福岡県は3名の枠に120名応募したそうです。筆記試験と面接が2回実施され、おかげさまで、その3名のうちの1人に選ばれました。本当にありがたい経験をさせていただきました。若い頃のこの経験が、国際交流活動の礎にありますね。
――話は変わりますが、ライオンズクラブでの役職などの経験をお聞かせください
山口 最後の役職は、337-A地区のキャビネット三役のなかの会計に就きました。リジョン・チェアパーソン(RC)、ゾーン・チェアパーソン(ZC)にも就きました。
――山口さんがライオンズクラブの活動において大切にされていることは何でしょうか
山口 まずは、青少年の育成と教育関連の活動、そして地域への活動ですね。その代表的な事例は、松の木を植えたことで、2リジョン(R)と4リジョン(R)合同で行いました。
福岡都市高速道路の百道付近は、百道浜の砂浜からの砂塵が飛び交っていたので、松の木を植えて、それを防止しようということになり、約20年前に実施しました。私がRCの時でした。今では、立派な木に成長し、貢献できたかなと思っています。
――現在の活動ぶりについてはいかがでしょうか
山口 例会に出席する程度ですね。私が発言すると、発言通りになってしまうことがあるので、ほとんど発言しません。励ましの言葉はかけますが…。
今のメンバーと次世代を担うメンバーがやりやすいように、やりたいことにどんどん挑戦できるようにしていくことが大切です。時流に沿ったライオンズクラブであることが、大切なのです。
――337-A地区に対しての想いをお聞かせください
山口 やはり「社会の役に立つ」ための活動を最も大切にしなければならないと思います。自己顕示欲、つまり自分の利益のために活動することには違和感があります。
(つづく)
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