スーパーマーケット 表の事情と裏の事情(1)~人口減、高齢化、少子化 縮小する市場規模
-
経産省や業界団体の調査でアメリカ同様、我が国でも小売店舗の数が減少に転じているという。24時間営業も見直す動きも出始めた。
Eコマースの台頭と人手不足がその大きな要因といわれるが、消費そのものが停滞、あるいは減少傾向にもしていることも原因である。
市場の規模拡大は小売業にとってある意味で万能薬である。店舗の自然増という競争環境の激化につながる状態を緩和してくれるからだ。
だから市場規模の拡大がなくなると店数が増えれば増えるほど1店舗あたりの売上が小さくなる。言い換えると「売り上げ増という癒し」がなくなるということだ。
売上増加という緩衝がなくなれば当然、経営環境は厳しくなる。それまで利益が出ていた店舗が不採算店舗に変わり、不採算店の赤字幅はより大きくなる。
対策は改装や業態転換だが、それでも改善ができないと残された道は閉鎖しかない。店舗数が減り始めたという現実は競争レベルが極まったことを表している。
【筑前 太郎】
流通メルマガのご案内
流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込み下さい。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>関連キーワード
関連記事
2024年9月5日 10:302024年9月2日 13:002024年8月26日 13:002024年9月3日 14:302024年8月27日 15:302024年8月20日 17:152024年8月29日 14:30
最近の人気記事
2024年9月1日 06:00
2024年8月27日 13:30
2024年9月2日 11:30
2024年9月2日 06:00
2024年8月30日 13:40
まちかど風景
2024年8月7日 15:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す