2024年11月25日( 月 )

【ホークス速報】千賀がノーヒットノーラン達成~「最強バッテリー」が勝利に導く!

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

ホークス2-0マリーンズ

 福岡ソフトバンクホークスは9日、今シーズンこれまで6勝15敗と相性の悪いロッテ戦の先発にエース・千賀を起用。千賀は133球、12奪三振の力投でノーヒットノーラン達成。ロッテ打線を完全に抑え2-0で勝利した。球団としては1943年の南海時代以来76年ぶり2度目のノーヒットノーラン達成で、育成出身選手では史上初の快挙となった。

 試合が動いたのは5回、ホークスの攻撃だった。6番・内川がデッドボールで出塁、続く7番・松田が高く打ちあげた打球はセンターフライかと思われたが、ロッテ・マーティンの捕球ミスでノーアウト1、2塁と先制のチャンスを迎える。

 8番・今宮の送りバントが成功し、1死2、3塁の絶好のチャンスに2試合ぶりのスタメン出場となった9番・甲斐がレフト前にタイムリーヒットを放ち1-0と先制。6回にもマーティンが再度落球。追加点をあげ2-0とリードを広げる。

 6回に入ったあたりから千賀がアウトを取るたびに球場全体がどよめき、7回、8回は千賀が空振りを取るたびに勝利したかのような歓声が沸き起こった。

 ノーヒットノーランまであと1回となった9回、2者連続のフォアボールを与えると、球場からは「頑張れ」というコールが響きわたった。

 千賀は、最後のバッター4番・井上からこの日12個目の三振を奪い、見事ノーヒットノーランを達成した。

 千賀の女房役・甲斐はヒーローインタビューで、ノーヒットノーランについて聞かれ「最高にうれしいですね」と語り、千賀はノーヒットノーランの要因について聞かれると「拓也のリードです」とコメントした。

 攻守で「最強バッテリー」が躍動し、ロッテから貴重な勝利をもぎ取った。

【麓 由哉】

関連キーワード

関連記事