ライオンズクラブ337-A地区2リジョンへの檄(中)─和田耕司氏より─
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1952年3月に日本で初めてのライオンズクラブ─東京ライオンズクラブが結成されました。結成当初より、ライオンズクラブのモットーである『We Serve』─われわれは奉仕する─の下、独力ではなく集団の力で、経済力だけではなく、知恵と労力をもって奉仕することを、全国のライオンズクラブが長年実践してきました。337-A地区もしかりです。
しかし、第一・第二副地区ガバナーが導入されてから、混乱が生じました。それが顕著となったのは2003年、国際改正の代議員制度の採用により、第二副地区ガバナーの選出が、無記名による投票となったことです。
誰かが勝手にリジョン(R)内で1人の候補者を絞り込み、トコロテン方式で決められることが多くなり、それが混乱を引き起こしているのです。つまり、337-A地区で決定しているローテーションは、民主的ではないのです。
ガバナーを志す人物は、積極的に出馬して自身のマニフェストを作成し、各クラブへ訪問して自身の志を説いていくことが重要です。そして、ガバナーになりたい人物を代議員が自ら判断して投票すれば、何ら混乱は起きないと思います。
現在のように元ガバナーをはじめ、地区役員などを含むほかのメンバーが介在することは、民主化・公平化の原則に反します。この点については、元ガバナーや地区役員を経験したメンバーに猛省していただきたいですね。
そして、『We Serve』の原点に立ち返ることが重要です。第二副地区ガバナー立候補の締め切り後に出馬し、それを受理する。また、R内で候補者を1人に絞り込むために混乱が発生し、それが原因でライオンズクラブを去る者が出る。そして、その者がいつか敵討ちをする─―。このようなことが、起こって良いはずはありません。
複数の候補者によるガバナー選挙が実施され、それぞれの候補者を応援することは何も悪いことではありません。しかし、選挙戦のなかで、自己顕示欲によって候補者に対して何らかの「圧力」をかけて、票数に関与するようなことは決してあってはならないことです。代議員―投票する人物は、そのような「圧力」など、外部の力に影響されることなく、候補者の人間性やモラルをよく吟味し、誠実な一票を投じていただきたいものです。そして、これからガバナーになる方、ガバナーを志す方には、努力し続けていただきたい。
かつて、国内に20万人、337-A地区に7,500人のメンバーがいたライオンズクラブですが、その後、メンバーは減少し続けております。なぜ仲間たちが去っていったのかを、今一度考えて、今後のライオンズクラブの発展に生かしていただきたいです。
ライオンズクラブの友情を深め、本当の『We Serve』を全員で体現し、各クラブがそれぞれ地域で奉仕活動を行うことで、337-A地区が、どこよりも輝く存在となることを強く願っています。
(つづく)
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