【読者からの投稿】「桜を見る会」をめぐる物議について
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今国会において共産党の議員から、安部首相に対し「桜を見る会」の趣旨・予算計上・本質に対しての質疑があり、にわかにこの件が炎上しています。
この時期には、天皇・皇后両陛下主催の「園遊会」と、首相主催の「桜を見る会」があり、一般人である私は首相主催のこの会が“権威ある会”だと自讃しておりました。
それはなぜかというと、私自身、平成20年秋の叙勲にて「黄綬褒章」を授与し、平成24年に内閣府総理大臣名で同会の招待状が届き、「ご夫婦でどうぞ」とありました。
しかしながら、この年は北朝鮮のミサイル問題で中止となりました。翌年。再度、安倍晋三首相の名で招待状が届き、新宿御苑に行きました。
開催要綱中にある参加要項には、「皇室・国会議員等・社会に於いて特に功績が有った者」との記載があり、叙勲・褒章者らが呼ばれたことを自慢に思っていました。
中には、紋付き袴で参加されている方々もいて、やはり「威厳ある会」だと感じたものでした。当然、このような諸先輩の方々はたくさん居られると思います。
しかし、今回の内閣府の招待枠・とくに安倍晋三個人の後援会招待など、何の功績もない自身の選挙運動につながる人が混じっていたことに、憤りを禁じ得ません。
首相主催の「桜を見る会」が、威厳ある会から急転直下、地に落ちた感がします。首相の近親者たちの顔づくりの為、国費を使い、開催要項を改ざんした様な“等”の文字を入れ、自身の選挙運動に利用されていたように報道されています。
私が参加した当時(平成25年)は、確かに多数の方々が参列されていましたが、1万人程度だったと思います、またこのような一般参列者と、芸能関係の方々とは、わかれて行われていましたので、首相が掛け持ちで公園内を回って大変だなと、遠目で見ていたことを思い出します。
委員会での質疑応答では、これまた忖度している各省庁の役人の答弁、都合が悪いと、急遽次年度の開催を中止にする内閣府のやり方、招待客にはこのような功績があった人たちが内閣府から招待を受けたと喜ぶ人たちがいたのです。
「何なんだこの会は」と見られるようになったことが至極残念でなりません。
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