新型コロナウイルスを初期に告発した武漢の医師李文亮氏が死去
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武漢市中心医院の李文亮医師が2月7日未明に死去した。享年34。
李医師は今般の新型コロナウイルスによる新型肺炎の流行において、初期(2019年12月30日)にコロナウイルスの感染患者を発見し、周囲に注意を喚起した人物である。李医師は20年1月8日、新型肺炎の疑いが強い患者を診察し、10日には自身にも発熱、咳などの症状が現れ、2月1日には陽性という反応が出ていた。
李医師は19年12月30日、We Chat(微信)の医師約150人が参加するグループチャット(武漢大学臨床医学科04年度生)において、華南海鮮市場で7人がSARSに罹っている旨を発信したところ、グループのメンバーの1人が李医師の情報を隠さずにそのスクリーンショットをネット上に投稿した。それから李医師は武漢市の警察に呼び出され、「華南海鮮市場で7人がSARSに罹ったというウソの言論を発表した」「社会秩序を著しく乱した」とする訓戒書に署名させられている。
その後、李医師は国内で英雄視され、SNS上には彼を哀悼する記事が多く掲載、転載されている。
【茅野 雅弘】
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