2024年11月15日( 金 )

マスクはご持参ください、病院でもマスク不足~「新型コロナウイルス」が影響

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 マスクが不足している。中国・武漢に端を発した新型コロナウイルスの影響である。ドラッグストアや量販店では、マスクが陳列してあった棚に「入荷待ち」の文字が躍る。日本の市場で流通するマスクの大半は海外からの輸入品。そして、最大の輸入先だったのが中国だ。不足するわけである。

「(一社)日本衛生材料工業連合会 統計情報参照」                          (単位:100万枚)

 こうした状況のなか、マスク不足とは縁遠いと思われる病院にも波紋が広がっているようだ。病院Aでは、これまで患者のお見舞いにきた家族に対して、マスクを配布していたが、最近はマスクを持参するようにお願いしているという。「まったくマスクが回ってこない。備蓄分にも限りがあるし、どうしようもない」(病院Aスタッフ)。

 内閣官房長官の菅義偉氏は、2月12日の会見で「国内のマスクメーカーに増産要請をしており、来週以降、1億枚以上の供給ができる見通しである」と話した。計画通り国内メーカーによってマスクが増産されれば、日本の市場におけるマスク不足は緩和されるはずだ。

【島野 元太郎】

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