緊急事態宣言を受けた、九州各自治体の学校休校状況(4月20日時点)
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4月16日、政府が緊急事態宣言の対象地域を全国に広げると表明したことを受け、福岡県以外の九州各県でも多くの学校が再び休校となる見込みだ。熊本県のみは同宣言以前から独自に休校の方針を打ち出している。他の各県においても、まだ決めていない自治体もあるが、ほとんどの自治体が公立の小中高を休校とすることを決めている。休校開始日については自治体により若干の違いがあるが今週からで、期間は5月6日までとなっている。私立の中・高はそれぞれ独自の対応をとっており、対応について未発表の学校もあるが、大半の学校は今週から休校することを新たに決めている。 私立も休校期間は概ね5月6日までだが、別途設けている学校もある。
各県の20日昼時点の状況は以下のとおりである。佐賀県の市町立の小中学校には臨時休校中であった学校もあるが、それを含めて全て21日から休校となる。県立校および国立校も4月21日から休校となる。私立の中・高はそれぞれ独自の対応をとっており、多くは今週から休校することを新たに決めている。
大分県は緊急事態宣言に先んじて4月16日、県立の中・高校の翌17日からの休校を決めていた。同県では大分市、別府市など一部地域の市町立および国立の小中学校がすでに休校となっており、緊急事態宣言を受け、全自治体の市町立の小中学校が遅くとも本日20日から休校となっている。私立学校も全て休校となっている。
長崎県では、長崎市、佐世保市などの市立の小中学校、県立校および国立校が22日から休校となる。他の市町立の小中学校、私立学校についても、県の担当者によると、県から休校検討依頼を出しており、近日中に対応が発表されるようだ。
熊本県は緊急事態宣言に先んじて全て休校としており、特に変化はない。熊本市は3日、市立の小中学校の臨時休校継続を決めていた。熊本県は12日、県立の中・高校の14日からの休校を決めており(その前から臨時休校を継続)、また他の市町村も熊本県からの休校検討依頼に基づき、緊急事態宣言前の15日までに市町立の小中学校の休校を決めていた。私立学校についても、熊本市外の一部高校を除いて以前から臨時休業を継続しており、14日以降は全て休校となっている。
宮崎県では、宮崎市が市立の小中学校の臨時休校を延長し、他の大半の市町立の小中学校も休校となることを決めている。自治体により開始日が異なるが、都城市、延岡市、日向市などで22日から休校となる。県立校および国立校は21日から休校となる。県の担当者によると、私立学校についても、正式な数は把握していないが、ほとんどの学校が休校する予定だ。
鹿児島県では、鹿児島市立の小中学校、県立の中・高校が22日から休校となる。国立の小中学校は20日午後から休校となる。他の市町立の小中学校については、県の担当者によると、県から休校検討依頼を出しており、近日中に対応が発表されるようだ。私立校も既に臨時休校となっているラ・サール学園などをはじめ、ほとんどの学校が休校を決めている。
緊急事態宣言後、各自治体も急遽対応を迫られているため、一部の自治体は休校に関する具体的なことをまだ決めて発表していない状況だが、今週半ばまでには動きが見られると思われるので、引き続きお知らせしたい。
【茅野 雅弘】
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