2024年11月21日( 木 )

縁の下の力持ちから、全国の舵取り役へと飛躍する(前)

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(株)グリーンクロス 代表取締役社長 久保 孝二 氏

 土木・建築の現場における「安全対策」を専門とし、創業以来、西日本を起点に全国ネットワーク網の構築を進め、現在は総合安全産業のリーディングカンパニーへと成長した(株)グリーンクロス。今年50周年を迎えた同社は近年デジタルシフトを加速させ、「働き方改革」を着実に進めている。新型コロナウイルスによる影響を受け、同社はどのような対応をとったのか。現場の声をふまえ、検証してみる。

50周年を迎えるセフティズコンサルタント

 安全をお届けする「セフティズコンサルタント」として、また、豊かなまちづくりに貢献する「サインクリエイター」として、時代とともに変化していく顧客のニーズにしっかりと適応したサービスを提供する。それが(株)グリーンクロスのモットーだ。

 同社は1969年1月に交通標識製作所として創業したのが始まり。71年7月に法人化し、83年5月に現商号へと変更。96年12月には福岡証券取引所へ株式上場をはたした。

 工事現場の安全用品などの販売・レンタル、看板・サインメディアの製作販売を柱に“総合安全商社”として、今や業界を牽引するリーディングカンパニーへと成長を遂げた同社は、2017年に経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定された。19年4月期(連結)は、売上高、経常利益ともに過去最高を更新し、11期連続での増収増益をはたした。

 現在は第2の柱であるサインメディア事業や看板クリニック事業の全国展開を進めるとともに、「全国72拠点網構築」という大きな目標を掲げて業容を拡大している。そんななか、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中を襲った。同社も4月7日に発令された緊急事態宣言を受け、初の試みである分散出勤&テレワークが実施された。

 多くの企業がそういった働き方に対して悪戦苦闘することを余儀なくされたが、同社の場合は違った。もともと、「働き方改革」への取り組みを早くから行ってきたことで社員たちのなかには働き方について自分たちで考えるという意識が根付いていたからだ。20年6月にはふくおか「働き方改革」推進企業にも認定されている。

(つづく)

【藤谷 慎吾】


<COMPANY INFORMATION>
所在地:福岡市中央区小笹5-22-34
設 立:1971年7月
資本金:6億9,726万円
TEL:092-521-6561
URL:https://www.green-cross.co.jp

安心・安全を全国に届けたい!

 新型コロナウイルスの感染拡大から皆さまの不安を少しでも和らげたいとの思いから、グリーンクロスでは「TASUKARIMASK 高機能3層プリーツタイプ使い捨てマスク」や「非接触式電子温度計『アイメディータ』」の販売を行っています。
※在庫がなくなり次第終了となります。

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