ドラッグストア、寡占化強まる~19年度売上高ランキング 上位6社シェア、6割に迫る
-
ドラッグストアランキング上位7社(売上高4,000億円以上)の2019年度の売上高合計は4兆5,480億円で、日本チェーンドラッグストア協会の調べによる市場規模7兆6,859億円(401社の売上高合計)の59.2%を占めた。2021年10月に4位のマツモトキヨシHD(以下、マツキヨ)と7位ココカラファイン(以下、ココカラ)が経営統合すると、6社で6割近いシェアを占めることになり、寡占化に拍車がかかる。
イオングループのウエルシアHD(以下、ウエルシア)が8,683億円を売り上げ、2年ぶりにツルハから売上高首位を奪還した。マツキヨとココカラが統合すると売上高は9,945億円になり、ウエルシア、ツルハを抜いて一気にトップに躍り出るだろう。
3位のコスモス薬品は、サンドラッグを抜いて4位から浮上した。サンドラッグの売上高は前期比5.1%増だったが、4位に後退した。ドラッグストア業界はコロナ禍を追い風にして、業績拡大を加速させている。都心店ではインバウンド消費が消失したが、インバウンドの売上減を衛生用品や食品が埋め、新型コロナウイルス感染拡大が始まった2月から大幅に売上を伸ばしている。コスモス薬品の既存店売上高を見ると、4月は前年同月比17.5%増、5月は同15.2%増、6月は同10.5%増と3カ月連続で2ケタ増だった。
コロナ禍が長期化すればするほど、ドラッグストア業界にとって有利な環境になっている。
※この記事は有料記事です。全文を読むには「流通メルマガ」の申し込みが必要です。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>流通メルマガのご案内
流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込みください。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>関連記事
2025年1月3日 06:002025年1月2日 06:002024年12月20日 09:452025年1月10日 10:402025年1月7日 12:302024年12月4日 12:302024年12月13日 18:30
最近の人気記事
まちかど風景
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す