熊本知事がダム容認で方針転換 五木村に対し謝罪
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熊本県知事の蒲島郁夫氏は19日、2008年の就任後、白紙にしていた球磨川支流の川辺川でのダム建設を容認することを表明した。
今年7月に起きた熊本豪雨が甚大な被害をもたらしたことなどを受けて、蒲島氏は今まではダムに頼らない治水の政策を改め、ダム建設を行うことを決断した。これまでとは違う流水型ダムを国に対し求めている。
ダムというのは本来、貯水が当たり前とされているが、流水型ダムは貯水の必要がないダムになっている。また洪水時には一時的に貯水することも可能で、下流への被害も軽減させることができる。
23日に蒲島氏は五木村を訪問し、ダム建設をめぐり村を混乱させてきたとして、町長に謝罪した。当初のダム計画では五木村の中心部が水没予定地となっており、この計画は過疎化を加速させ1960年代に6,000人いた住民が今では約1,000人にまで減っている。予定地の住民の高台や村外への移転は99%以上完了している。
【河原 多聞】
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