西鉄、福岡空港周辺で九州エリア初となる国際物流施設の新設を検討
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西日本鉄道(株)は福岡空港周辺において、大型の国際物流施設「ロジスティクスセンター」の新設を検討している。同社では、同様のロジスティクスセンターを成田国際空港や関西国際空港近くの国内5カ所に有しており、今回の新設が国内6カ所目で、九州エリアでは初となる。
新たな国際物流施設は、冷蔵冷凍機能を備えた大型なものとなる予定で、敷地面積は約1ha規模を想定。福岡空港へのアクセスの良い場所で、数年内の完成を目指しているとされるが、「国際物流施設の新設については検討を進めているものの、具体的な場所や時期についてはまだ決定していない」(西鉄・広報担当者)としている。
東京を本部に28カ国・地域の116都市に拠点を置く同社の国際物流事業は、2021年3月期第2四半期の連結決算における営業収益1,512億500万円のうち、496億5,300万円と約3分の1を占めている。コロナ禍の影響で、鉄道やバスなどの運輸業の営業収益が前年同期比▲39.8%、ホテルなどのレジャー・サービス業の営業収益が同▲60.9%となるなど、他事業が軒並み大打撃を受けるなかでも、国際物流事業は同▲2.1%と比較的堅調に推移。コロナ禍を踏まえて現在見直し中の22年3月期までの同社の中期経営計画のなかでも、国際物流事業のさらなる強化を図っていく方針となっている。
【坂田 憲治】
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