大和ハウスグループで再生可能エネルギー関連事業を手がける大和エネルギー(株)は14日、福岡県糸島市二丈と佐賀県唐津市七山の脊振山系西側で計画する大規模風力発電所について、事業実施区域を絞り込んだ「方法書」を公表した。発電機の設置場所を含む事業区域から糸島側の全エリアを除外したうえで、2024年度に着工、26年度の発電・売電開始を目指すとしている。
前回提出された「配慮書」では、最大高159mの巨大なプロペラ型風力発電機8~10基を、福岡県糸島市と佐賀県唐津市にまたがる脊振山系西側の稜線に沿って設置し、最大出力3万2,000kWの大規模風力発電所を稼働させる計画だった。しかし、環境保全の観点など地域住民からの反対を受け、糸島市を事業区域から除外し、当初の風力発電事業を唐津市域だけで実施する。なお、計画していた発電出力に変更はない。
同社は環境アセスメントに基づき「方法書」を13日付で経済産業相に届け出。1月14日から2月15日まで、同社ホームページや唐津、糸島両市役所などで縦覧ができる。意見書の受け付けは3月1日まで。
【児玉 崇】
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