基山町、立地適正化計画案公表~商業施設などの新規立地を目指す
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基山町(佐賀県)は、「基山町立地適正化計画原案」を公表し、現在町民からのパブリックコメントを募集している。募集期間は2月16日(火)まで。
基山町は、佐賀県鳥栖市、福岡県筑紫野市、福岡県小郡市に接する町。九州内交通の基幹となる国道3号やJR鹿児島本線が通っていることから、周辺エリアへの交通アクセスは抜群。福岡市の中心部の博多、天神にも、都市高速やJRの利用により、約1時間でアクセス可能だ。
立地適正化計画(案)では、このベッドタウンとしての特性を活かし、近隣他市の機能を織り込んだ上での、コンパクトシティの強化が目標として掲げられている。また、新たなまちづくりにより目指す姿を、「アイが大きい基山町」のスローガンで表現している。
また、計画区域を大きく3つに大別することで、エリア特性を明確化。誰もが目的に応じて町内を気軽に行き来できるような工夫が凝らされている。
(1)居住誘導区域:
一定のエリアにおいて、人口密度を維持することにより、生活サービスや公共施設などが持続的に確保されるよう居住を誘導すべき区域。(2)都市機能誘導区域(居住誘導区域内に設定):
医療・福祉・商業等の都市機能を、都市の拠点に誘導し、各種サービスの効率的な提供を図る区域。主要な公共交通の結節点などを核として、徒歩などの交通手段によって容易に回遊できる範囲を設定。(3)居住誘導区域外のエリア:
必要に応じて、柔軟に区域設定が可能なエリア。居住調整地域、跡地など管理区域など。主に、JR基山駅周辺の239.5haが(1)。基山町役場周辺の5.2ha、JR基山駅周辺28.4ha、JRけやき台駅周辺2.0ha、全体で35.6haが(2)に設定されている。JR基山駅周辺やJRけやき台駅周辺では、デイサービスや幼稚園などの介護、子育て施設のほか、スーパーやドラッグストアなどの商業施設の新規立地を目指す。
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