2024年11月22日( 金 )

アダルニュースレター(1)気づいた時には変色している?コロナ禍における素材別家具の消毒方法

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 (株)アダルより、2月16日付のニュースレターを提供していただいたので掲載する。

   コロナ禍において、飲食店・オフィスなどの家具をアルコールなど強力な消毒液で消毒することがスタンダードになってきましたが、家具の表面仕上げが変色したり、劣化したりというトラブルも出てきているようです。一度変色や劣化を起こすと修復することが難しいため、注意が必要です。

 家具のお手入れには基本的に中性洗剤が推奨されていますが、「より強力な消毒液で消毒したい」というニーズは多いです。そこで、今回は当社の家具で使用している素材・塗料メーカー10社以上の見解を基に、各素材・塗装別の消毒耐性についてまとめたものをご紹介します。

コロナ禍で多用される3つの消毒方法

 中性洗剤のほかにコロナ禍で一般的になった消毒方法は、「A.アルコール(エタノール」「B.次亜塩素酸水」「C.次亜塩素酸ナトリウム液」の3種類です。

 アルコールの中でもエタノールとよく混同されるメタノールは人体に有害な物質のため、注意が必要です。また、「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム液」は名前が似ていますが、物性が全く異なりますので混同しないように注意して下さい。

左からアルコール、次亜塩素酸水、 次亜塩素酸ナトリウム液 、中性洗剤の代表例
左からアルコール、次亜塩素酸水、 次亜塩素酸ナトリウム液 、中性洗剤の代表例

素材・塗装別の消毒耐性

 当社で家具に使われている6種類の素材・塗料をさらに15種類に分類し、「A.アルコール(エタノール」「B.次亜塩素酸水」「C.次亜塩素酸ナトリウム液」で消毒を行った場合の耐性を、下記に一覧表としてまとめました。

家具に使用される素材別、消毒耐性一覧表
家具に使用される素材別、消毒耐性一覧表

コロナ禍においても基本的に中性洗剤を推奨

 イス1つとっても張地や木材、金属など様々な素材・塗料が使われています。当社の見解としては、(独)製品評価技術基盤機構(NITE)で市販の家庭用洗剤の主成分でもある「界面活性剤」も一部有効であると報告されているように、「中性」の家具用洗剤を推奨しております。下記URLより具体的な商品名がご確認頂けます。

「中性」の家具用洗剤の商品名(PDF)

最後に

 上記の内容はあくまでも皆さまに、コロナ禍における家具の消毒方法について、正しい知識を持っていただくことが目的であり、品質を保証するものではありません。当社の品質保証としては、取扱説明書・保証書に記載されているように、中性洗剤によるメンテナンスが適用条件となりますので、ご了承下さい。素材別のより詳しい消毒方法は下記よりご覧頂けます。

【保存版】気づいた時には変色している?コロナ禍における素材別家具の消毒方法をお教えします!

(2)

関連記事