2024年11月21日( 木 )

裏付けされたエビデンスを基に 結果を求める顧客の期待に応える

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(株)ユーピーエス

通信販売を主軸に 人々の悩みを解消する商品を提供

 インターネットを通じて、さまざまな情報を容易に知ることができるIoT時代において、ストレス・加齢などによる身体の変化に対して、「自分はほかの人より劣っているのではないだろうか」と、コンプレックスを感じる機会は確実に増え続けている。

 『すべての人のコンプレックスを解消し、世の中に夢と希望を与えそれを実現させること』を理念に掲げ、健康食品と医薬部外品の通信販売を行う(株)ユーピーエスのほか、グループ会社として、女性のライフスタイルを支える商品を提供する(株)ミスミ製薬と、プライベートサロンを運営する(株)gsture(ジェスチャー)、台湾の現地法人である瑪可希股份有限公司を展開する。

上:薬用育毛剤『プランテルEX』
下:フラッグシップ毛髪トニック『フィンジア』

 代表取締役・本多智史氏は「もともと化粧品の代理店事業としてスタートしたのですが、起業当時から『売るだけではなく何かお役に立てる良い商品をつくりたい』と考えていました。そのころ、友人と話していると『最近抜け毛が多くなった』と髪の話になることが多くありました。男性の美容意識がどんどん高まってきている時代背景もあり、このような悩みを解決したいと思い、毛髪再生医学とアンチエイジングの観点から今の商品を開発しました。当時はネット通販でのヘアケア商品は少なく、当社は3番手くらいの早さで販売を開始しました。現在では非常に多くの商品が出回り、需要の高さがうかがえます」と振り返る。

 同社の主力商品は、薬用育毛剤の「プランテル」シリーズと、毛髪トニックの「フィンジア」シリーズ。「プランテル」では、リデンシル5%配合の薬用育毛剤『プランテルEX』を始めとしたプランテルサプリなどのラインナップ。公式プレミアムアンバサダーにサッカーオリンピック元日本代表の前園真聖氏を起用していることでも知られている。また、 「フィンジア」では、スカルプ理論からの研究を重ね開発した独自のSPEテクノロジーを搭載するフラッグシップ毛髪トニック『フィンジア』を始めとしたフィンジアサプリ、フィンジアシャンプーなどのラインナップ。こちらは元K-1 WORLD MAX世界チャンピオンの魔裟斗氏が出演したスペシャル動画が話題となったことで同ブランドの認知度が高まった。

結果にこだわる姿勢が高い顧客満足を生む

 こだわり抜いた自然由来の無添加植物由来成分と大学研究機関との共同開発による毛髪再生医学の追求により、両商品ともに高いリピート率を誇る。

 「正直、私たちの商品の価格は決して安価ではありません。その理由は、原価自体が高いことにも起因しています。お客さまにとっては価格を低く提供した方が購入していただきやすいのですが、育毛剤は結果が出ないことには意味がありません。意図して高い商品をつくりたかったわけではなく、とにかく効果にこだわり良い成分を集めてできるだけ濃度を高くした結果、価格も高くなっていきました。私たちの商品は、1人のお客さまにどれだけ長く使い続けていただけるかというのが1つの肝です。つまり、使い始めてから結果が出ること。育毛なら毛が生えることを何よりも大切にしています。1人ひとりのお客さまの悩みを解決した結果の積み重ねが、今の成果につながっているのだと思います」と本多代表は笑顔で語る。

 多くのファンを獲得し、長年愛用される商品にはどんな秘訣があるのだろうか。本多社長はいう。「当社の商品はOEMを主流としていますが、常に最新成分を取り入れ、リニューアルを図っています。業界誌やメーカーからの最新情報に、常にアンテナを張り、海外でトレンドの育毛成分などをいち早く取り入れています。その結果、高い効果を実感できるため、お客さまに満足いただけているのだと思います」。

優れた危機管理と地域貢献への想いが持続可能な強い企業をつくる

 高い効果を発揮するといっても、その効果は人それぞれだ。当然、効果が現れない顧客からはクレームが入ることもある。個人差があるため、どうしようもないこともあるが、ユーピーエスでは外部のコールセンターを使わず、自社ですべて対応している。その理由は「外部の人間だと知識が浅いため、どうしても事務的な対応になってしまう。しかし、社員自らが話を聞けば今後の改良のために参考になることも出てきますし、どんな対応をしたのかがわかります。社員たちは入社後、毛髪診断士の資格を必ず取得しますので、知識は豊富です。ですので、お客さまの納得のいく解決策を見出せる機会も多く、社員自らの成長にもつながっています」と本多社長は分析する。

頭皮チェックを行う頭皮サポート会を実施。
左上から輪湖直樹選手、杉山力裕選手、鈴木惇選手、遠野大弥選手、上島拓巳選手、湯澤聖人選手

 ゆくゆくはOEMに頼らず自社で研究・開発を行い、オリジナルブランドを手がけていきたいという同社。「本当に強い企業にしていくために、いずれは研究機関をもつなど、開発メーカーとして商品をつくっていきたい」(本多社長)。

 一方で同社では、スポーツイベントをはじめ、さまざまな分野や場所で、スポンサー活動・社会貢献活動を展開している。直近では2019年12月にアビスパ福岡(株)と20年度のプレミアムパートナー契約を締結。長年育毛業界に携わってきた経験とデータを基に、チームの選手へ頭皮の検診を実施するなどのサポートを行っている。「選手たちとボランティア活動をするなか、地域の活力となるアビスパ福岡をさらに応援したいと想い、パートナー契約を結びました。選手たちが活躍し、J1昇格をはたしてくれれば、当社のブランドの知名度もさらに高まるでしょう。今後の活躍に期待しています」という本多社長の言葉からはスポーツ文化貢献への熱気が感じられた。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:本多 智史
所在地:福岡市中央区舞鶴2-1-10 天神フロントスクエア5F
設 立:2007年10月
資本金:1,000万円
TEL:092-739-3310
URL:https://yupiesu.com


<プロフィール>
本多 智史
(ほんだ ともふみ)
1979年6月14日生まれ、福岡市出身。化粧品の代理店として起業。2007年10月に(株)ユーピーエスを設立し代表取締役に就任。趣味はゴルフ。消費者とパートナー企業、自社にとって利益が出る「ALL WIN」をモットーに真摯に業務に取り組んでいる。

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