2024年12月04日( 水 )

発足5期目のリテールパートナーズ(1)スケールメリット働かず

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 リテールパートナーズはマルキョウと経営統合し現体制になってから4期目に入った。巣ごもり消費で足元の業績は好調だが、食品スーパー全体の好況で、持株会社の下に中堅中小スーパーを糾合する構想の実現は遠のいた。アークス、バローと結成した「新日本スーパーマーケット同盟」も目立った成果を上げておらず、株式持ち合いにとどまっている。コロナ後にはリテール、「新日本」とも設立の真価を問われそうだ。

 2021年2月期の業績はリテール発足以来、過去最高になる。会社側予想では連結営業収益は前期比3.3%増の2,363億億円、経常利益は34.2%倍の70億円だが、純売上高は1月末までで前年同期比6.7%増で、営業収益が上振れするのは確実。これにともない、利益も大幅に伸びる見通しだ。

 好業績は同社も認めるように実力とはいえない。スーパーが売上以上に重視する既存店客数は1月末までの累計で3.0%減だった。

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