2024年12月25日( 水 )

新体制スタートの西友(3)改革できるか?行き過ぎた本部集中仕入

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 新体制が取り組まなければならない課題の1つが地域のニーズへの対応だ。ウォルマートは経営権を掌握すると、子会社の地方スーパーを西友本社に統合し、それまで子会社ごとに行っていた仕入れを本部に集中した。

 九州では福岡市中央区平尾のサニー平尾店2階にあった商品部は生鮮部門を除き東京赤羽に移転した。かつて大勢の取引先で賑わったサニー本部はいま、西友九州事務所の看板がかかり、わずかな従業員がいるだけだ。

 地場での仕入れが多かった和日配まで東京に移り、地場業者は商談に赤羽までいかなければならなくなった。コスト高につくので東京に営業拠点のある鶏卵問屋は商談を東京で行い物流だけ九州で行うように切り替えた。小規模なこんにゃく業者は電話でやり取りしている。

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