2024年12月23日( 月 )

「全国ノーマスクピクニック」 主催者不明ながら太宰府、北九州でも企画か

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 「全国ノーマスクピクニックデー」と呼ばれるイベントのゴールデンウィーク期間中の5月1日、2日への参加がTwitterなどのSNS上で呼びかけられている。「日本全国1つ空の下、同じ思いの人たちがつながり合い、新鮮な空気を吸って、素顔で笑い合い、楽しく遊びませんか?」という趣旨だ。

 これに対し、ネット上では、コロナ禍のなかノーマスクで、しかも「全国各地で一斉に行う必要があるのか」との批判がなされているほか、主催者の明確な情報がなく、一部地域では開催地を市内の公園とし、参加者にのみ伝える形をとっていることから、「家の近くの公園にノーマスクの人々が現れるのでは」と不安を訴える意見がみられるなど、議論が過熱している。

 福岡県に関しては、開催地として太宰府市と北九州市の公園が挙がっている。太宰府市には、ホームページ上の問い合わせフォームや電話を通じて市民から意見が寄せられており、「今後の対応を含め検討している状況にある」(担当課)。北九州市では、現在のところ市民からの意見は寄せられていないと説明している。

 同イベントが予定通り開催されれば、新型コロナの感染拡大を助長しかねないことから、具体的に公園名が記載されている東京都などでは、自治体や公園の管理事務所に、イベントの開催を不安視する住民からの問い合わせが増えている。

【代 源太朗】

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