【読者からの投稿】信用と信頼
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世の中、イメージで動いていると近頃、強く感じています。正しいことを言っても、行動しても、世間は「自分の物差し」で判断するものです。今のビジネスに置き換えたら、違法か違法ではないかの二者択一です。
※「適法」は当然のことであります。よくよく考えると、「信用取引」という言葉はあるけど、「信頼取引」という言葉はありません。また、「信頼関係」という言葉はあるけど、「信用関係」という言葉はありません。
私は、この2つの言葉には、大きな違いがあると思っています。
信用とは、何らかの実績や成果物を作成して、その出来栄えに対しての評価のことをいいます。そのため「信用」するためには、実績や成果物が必要不可欠なわけです。この実績や成果物といった、過去の業績に対して「信用」するのです(今回の裁判から感じました)。
一方「信頼」は、そうした過去の実績や業績、あるいはその人の立居振舞を見たうえで、「この人ならこの仕事を任せてもちゃんとしてくれるだろう」「この人なら私の秘密を打ち明けても大丈夫だろう」などと、その人の未来の行動を期待する行為や感情のことを指しているかと思います。
もちろん「信頼」するためには何らかの根拠が必要ですが、その根拠を見たうえで、未来を「信頼」するという構図です。
そう考えると、「信頼」してもらうためには、まず「信用」が必要です。「信用」なしには「信頼」を勝ち取るのは難しいでしょう。
物理的に「信用」する、精神的に「信頼」する。簡単な論理です。
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