2024年11月14日( 木 )

ワクチンデマだけ流すワクチンデマ

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事を抜粋して紹介する。今回は、「メディアが責務を果たさず、政府の御用放送に堕すなら報道機関としての存在価値はない」と訴えた6月29日付の記事を紹介する。

菅内閣がワクチンキャンペーンに懸命。
コロナ騒動の最大目的はワクチン販促にあると見られる。
日本のコロナ被害状況を踏まえると、現在のワクチン騒動は異常。

日本のこれまでの累計コロナ陽性者数は79.6万人。

全人口比0.6%。
全人口の99.4%はコロナに感染していない。

コロナ死累計は14,669人。
コロナ死の確率は0.012%。

インフルエンザを直接の原因とする死亡ならびにインフルエンザによる基礎疾患悪化による死亡の数は毎年約1万人と厚労省は発表している。
上記のコロナ死にもコロナを直接の原因とする死亡と基礎疾患悪化による死亡が含まれている。

新型コロナの死者数と通常のインフルエンザの死者数に大きな差は存在しない。
新型コロナは通常のインフルエンザ並みの感染症であるといえる。
この状況に対して、政府が国費を投入して全員にワクチン接種する理由は見当たらない。

国民の大半がワクチン接種を受けて集団免疫を獲得するとの考え方があるが、ワクチンによる免疫能力付与の期間が長くはないこと、ウイルス有効性を下げる変異株が出現することを踏まえると、ワクチン接種による集団免疫獲得は実現しない可能性が高い。
それにもかかわらず、ヒステリックなワクチン販促活動が展開されている。

そもそも、今回のコロナ騒動の最大の目的がワクチン販促にあると考えられる。
注目されるのは、ワクチンメーカーの経営最高責任者(CEO)が株価急騰局面で保有株式を大量に売り抜けていること。
ワクチンの重要性、有用性がますます高まるなら、慌てふためいて株式を売り抜ける必要がない。

メーカー経営者は
「一過性の濡れ手に粟ビジネス」
であることを認識しているのだろう。

ワクチンに関しては不正確な情報が多数流布されている。
ワクチン販促連盟は、世に出回る間違った情報だけをピックアップして「ワクチンデマ」を攻撃する宣伝活動にいそしむ。

世に出回る情報にウソが多い。
そのウソだけをピックアップして、ワクチンに疑問を投げかける情報全体を封殺しようとしている。
テレビ各局も政府のワクチン販促活動に全面協力している。

重要なことは多数の誤情報が氾濫するなかで、真実の重要情報を人々に伝えること。
ワクチンに警鐘を鳴らす情報のなかに無視すべきでない重要な指摘が含まれている。
真実とフェイクを丹念により分けて、真実の重要情報を広く周知させることが必要だ。

ワクチン販促に芸能会社が活用される。
芸能会社はテレビ番組に芸人を出演させて、政府の意向に沿うコメントを提示させる。
その芸能会社に血税が注がれる。
悪質な政官業の癒着である。

こうしたなかで新潟大学名誉教授の岡田正彦氏が冷静な視点から有用な情報を提供している。
しかし、Googleで「岡田正彦」と検索しても岡田氏のサイトは表示されない。

「岡田正彦 新型コロナのエビデンス」
で検索すると岡田氏サイトにたどり着くことができる。
https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/

このサイトではワクチン販促連盟がワクチン推進のために取り上げるフェイク情報も取り上げている。
正確な情報の提供に腐心していることがわかる。

サイトはQ&A方式で多くの疑問に答える。
テレビメディアはこうした有用情報を紹介すべきだ。
ワクチン絶対善VSワクチン警戒論絶対悪の構図で番組を編成している点がいびつ。

岡田氏は「なぜ医師はワクチンについて正しい知識をもてないのか?」の問いに答える。
医師と製薬業界との癒着の深刻さが指摘される。
私たちは新型コロナワクチンに対する正確な知識をもってワクチンに対応する必要がある。

メディアはワクチン接種後急死者多数の事実を伝えない。
6月18日までの段階で356人もの人がワクチン接種後に急死している。
通常のインフルエンザワクチンの場合、2018~19年シーズンでは5,000万回の接種で接種後急死者は3人。

356人のワクチン接種後急死は1,200万人に対する接種後の数値。
ワクチン接種後急死確率は0.0015%。
コロナ死確率が0.012%。

ワクチン接種まで何の問題もなく元気にすごしていた人がワクチン接種後に急死している。
ワクチンとの因果関係を疑う必要がある。

テレビメディアは政官業と癒着してワクチンデマが流布されていると報道する前に、ワクチン接種後急死ケースを調査報道すべきだ。
それが報道機関の役割。

新型コロナワクチンには2つのタイプがある。
mRNA型ワクチンとウイルスベクター型ワクチン。

岡田正彦氏はDNAに関する疑問にも正確に答えている。

QメッセンジャーRNAがDNAに逆変換され自分の遺伝子に組み込まれる?
→ メッセンジャーRNAは消耗品ですから、早晩、分解されます。また生物の大原則として、RNAは核内(DNAが格納されている)には決して戻っていかないようになっています。従って逆変換は起こらず、組み込まれることもありません。

Qアストラゼネカ社ワクチンの運び屋ウイルスは、DNAへの組み込みをしない?

同ワクチンでは、運び屋としてチンパンジーのアデノウイルス(風邪のウイルス)が使われています。人の風邪ウイルスは、すでに免疫をもっている人が多く、運び屋しては使えないからです。

多くの専門家は「アデノウイルスはDNAへの組み込みをしないので安心」と述べています。しかし最近の動物実験で、この説は覆されました。結論だけいえば組み込みは必ず起こり、ワクチン接種を2回受けると、肝臓だけで96カ所に組み込みが起こる計算が成り立ちます。

つまり、このワクチンに含まれるコロナのトゲトゲ蛋白を合成する遺伝子は、あなたのDNAのなかに永久に残ってしまう可能性があるということです。

mRNAは早晩分解されるが、ウイルスベクター型ワクチンでは、ワクチンに含まれるスパイクたんぱく質を合成する遺伝子が体内に永久に残存する可能性がある。
テレビ番組はmRNA型ワクチンの説明だけして、ウイルスベクター型ワクチンによって異種のDNAが体内に残存する可能性を伝えない。

海外での検証結果、報告書などを総合すると、以下のリスクが存在すると考えられる。
第1は、基礎疾患を持つ高齢者がワクチンを接種すると、一時的にリンパ球レベルが低下して免疫が弱まる。
その結果、逆に新型コロナウイルスに感染しやすくなる。

また、接種を受けた者が新型コロナウイルスの抗原をもっていると、ワクチン接種により「サイトカインストーム(免疫暴走)」が起こり、身体のあらゆる組織に血栓がつくられて、脳卒中や心筋梗塞などが起こる可能性がある。

ワクチン接種後の急死が日本の1,200万人接種段階で356人も発生している事実を軽視できない。
政府が隠蔽するなら、メディアが徹底的な追跡調査を行うべきだ。

メディアが責務を果たさず、「ワクチンデマが流布されている」とだけ伝え、政府の御用放送に堕すなら報道機関としての存在価値はない。

TBS「報道特集」はワクチン接種後急死事例について徹底的な取材の上での報道を行うべきだ。

ウイルスベクター型ワクチンではワクチンに含まれるDNAが長期間体内に残存する可能性がある。
このことがどのような弊害を生み出すのかは時間が経過しなければ判明しない。

職域接種はワクチン接種の同調圧力を生み出すための方策。
誰がワクチンを接種して誰がワクチンを接種しないかの情報が公開されるなら、個人の自由な選択など実現しようがない。

ワクチンへの巨額予算は利権予算そのもの。
コロナにかこつけて暴利をむさぼる者がどこにどのように分布するのかを綿密に調査して公表することも必要だ。


▼関連リンク
植草一秀の『知られざる真実』

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