【菅独裁政権に学ぶ(番外編)】オリンピック選手が活躍、深層心理は難解
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日本選手団は必ず大活躍する
東京オリンピックの大会3日目で、日本選手団の金メダルは6個と出足は好調である。金メダル30個はなかなか難しいかもしれないが、それに迫るところまで日本選手団は健闘するだろう。白血病を克服した水泳の池江選手、体操の内村選手は予選落ち。これで内村選手の出番はなくなった。オリンピック4回目の挑戦は内村選手にとって過酷な結果となってしまったが、体操界では若手が急成長しており、本人も悔いはないだろう。
阿部兄妹、史上初の同日金メダル
大会2日目、25日最大の注目は柔道の阿部一二三・詩兄妹の金メダル獲得だった。午後6時から午後7時半までテレビで観戦した。2人が並んでいる映像は「双子かな」と思うほどである(年齢は一二三23歳、詩21歳)。柔道界では以前から兄妹の活躍ぶりが注目されていた。この2人の階級はそれぞれ軽・中量級である(下から2番目)。「兄妹で世界選手権優勝か!」と耳にしたこともあった。そして、東京オリンピックでは下馬評通り、2人とも金メダルを獲得した。「阿部兄妹はともに間違いなく優勝する」というプレッシャーのなか、栄冠を勝ち取った。柔道オリンピック史上、兄妹で金メダルは初めてのことであろう。
素直に祝福しよう!
アトランタオリンピックで「ヤワラちゃん」(当時・田村亮子)の応援に行ったこともあり、軽量級に注目している。阿部兄妹とも二番目に軽い階級なので、競技2日目である。だから25日の登場となったのだ。午後6時前後であれば、敗者復活戦(勝てば銅メダル獲得)が行われている。「もしや決勝まで駒を進めていないのではないか」という一抹の不安を抱き、テレビに向かったのだが、兄妹とも決勝に進んでいたことを知り、一安心した。
最初に登場した詩選手は柔道場に上がる前に気合を入れ、頬を両手で叩きながらスタート。終始、先手先手を取りつつ圧倒していた詩選手は、一瞬のスキをついて寝技で一本勝ちした。40分後には、「一二三兄貴」の登場となった。兄貴は冷静な立ち振る舞いで試合に臨む。「負ける気がしない」という自信の裏付けがあり、堂々と組んで攻勢をかけた。結果。予想通り延長戦手前で「技あり」で優勝した。
日本人であれば素直に選手たちの戦いぶりに関心をもち、応援したくなるものである。阿部兄妹の同時金メダル獲得には心底エールを送ろう(10代、20代の若者は関心を示す層が少数派のようである)。しかし、今回は複雑である。オリンピック閉会寸前には日本国内のコロナ感染者が1日1万人を超える悲惨な状況が必ず訪れる。東京オリンピックの赤字をめぐって税金投入が論議される。そして、国と東京都が責任のなすりあいを行うであろう。
国民の審判が問われている。「オリンピックボケ」でスガ政権存続を許してしまえば、日本は地獄へと転落する。
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