【初盆風情考察】持続不可能な日本(1)
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異様な光景
お盆前に東京オリンピックが開催された。筆者は「盆前にはコロナ感染者が全国で1万人、東京は3000人超える」と予測していたが、その通りになった。我欲にまみれた菅首相は、「国民の健康安全はどうでもよい。自身の政権維持のためには何でもやる」という本性を露呈した。これで本当に日本を統治できるのかと疑問に思う。
菅首相は天皇ただ利用するのみで、尊厳の気持ちが感じられない。菅首相は予想された通り、「お盆の帰省を自粛しろ」と要請した。このような非常事態を引き起こしたのは、菅首相自身ではないのか。
菅首相の故郷(秋田県)へ祖先供養に万単位の方々が帰省することは間違いない。日本のすばらしい伝統である供養のための帰省という風習まで抹殺されようとしている。このような異様な風景が見られるようになった。
亡き妻・京子さんへのラブレター
今年2月に友人Aの妻・京子さんが亡くなった。まだ70歳にもなっていなかった。筆者夫婦の結婚50年の祝いに参加してくれており、席上で大動脈解離により意識不明の重体に陥った。7カ月の闘病末、永眠された。Aの京子さんへのラブレター(惜別の詩)を紹介しよう。読者はどう考えるか。こちらの夫婦間の愛情は持続可能なものである。
亡き京子の初盆が近づいてきました。43年前に、「この人と結婚したい!」と両親に打ち明けたときのことを思い出しました。そのときにこう言われました。
「一緒にいて楽しい人より、離れていて淋しいと思える人を探しなさい!」
今、ラブレターらしきものを書いて、祭壇のなかに収めました。
別れはやってくる。
出会った時から、別れはやってくる。
思いもよらない時に、別れはやってくる。
たとえ信じたくなくても別れはやってくる。
時間を巻き戻したくても別れはやってくる。
また会おうとしても、別れはやってくる。
忘れたいと思っても別れはやってくる。
惜しみながら迎えても別れはやってくる。
どんなに涙を流しても別れはやってくる。
その悲しみや寂しさは、いつか私の為になると信じている。
別れることで、人は強くなっていく。
「別れを大切に!」と思います。
これをエネルギーにかえて、残りの人生を進んでいきます。
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