NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
今回は、米国のアフガニスタンからの撤退と米国の限界に関するご意見を紹介する。
世界最強の軍隊のはずのアメリカが、戦闘機を1機ももっていないタリバンを20年かかっても駆逐できなかった事実を世界に発信しました。米軍の実力はこの程度かとライバルの中国は思っているかと思います。在日米軍が日本を守ってくれると盲信している日本人の皆さん、現実と妄想は違うということです。
アメリカは口先では中国を非難していますが、台湾を独立国家として認めず、尖閣諸島もいまだに日本が主権を有する島とは認めていません。
アメリカはなぜ、アフガニスタンを撤退するのでしょうか。タリバンに戦闘で負けたわけではありません。ベトナム戦争の時とはそこが違います。
アフガンは、アメリカにとって地政学上、要衝です。中国から見れば国境を接する隣国のなかで唯一の米国の基地があり、脅威であるはずです。また、イランにとっては、東にアフガン、西にイスラエルとサンドイッチ状態であり、戦争になれば挟み撃ちとなり、脅威です。
(アメリカがタリバンを駆逐できなかったのは)ハイリスク、高負担が理由であり、ベトナム戦争と同じように、(タリバンとの戦闘が)アメリカという国家を弱体化させている大きな原因なのでしょう。
アメリカは戦争で相手を瞬時に撃破する力がありますが、その国を維持する“能力”はないということが証明されました。
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