【論考】イベルメクチンの新型コロナへの効果(4)
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国際教育総合文化研究所 所長 寺島 隆吉 氏
国際教育総合文化研究所所長・寺島隆吉氏は、先日出版した『コロナ騒ぎ謎解き物語 コロナウイルスよりもコロナ政策で殺される』において、各国の政府首脳は新型コロナウイルスが弱毒性であることを知りながら、国民にコロナの恐怖を煽り立て、巨大製薬会社の利益のためワクチン生産を最優先していると批判している。WHOが使用を推奨していないイベルメクチンをめぐって、その成果について寺島氏に紹介してもらった。
(4)ワクチンから逃げ出す発展途上国
このように民衆レベルでは、政府・厚労省に意向を無視して、密かに(あるいは堂々とワクチンを拒否しつつ)イベルメクチンを購入するひとが後を絶たないのだろうと思われます。
アジアでも、インドネシアでは保健当局の警告にもかかわらず抗寄生虫薬「イベルメクチン」が新型コロナの「奇跡の治療薬」として人気を集めています。イベルメクチンは、ソーシャルメディアで盛んに新型コロナの治療薬として取り上げられていることもあり、全国の薬局で売り切れとなって、値上がりが続いています。
※ コロナ感染拡大のインドネシア、「イベルメクチン」が人気 当局警告(AFPBB News)
インドでは、インド医師会が「WHOの意向を受けて政府がイベルメクチンの使用に逡巡している」ことに業を煮やしてWHOを告訴することに決めました。インドでは各州の判断でイベルメクチンが導入され、劇的な成果を上げているのに、政府がおよび腰であるためです。
※ WHOの主任研究員にインド弁護士会が告訴状。イベルメクチンの虚偽情報を流し、その効果(エビデンス)の圧殺を図ったとして
(『翻訳NEWS』2021-06-12 )南米でも成果を上げていることは拙著でも紹介しましたが、最近の新しい事例としては、子どもに対するワクチンを拒否した中米メキシコ大統領の例があります。
※ 「メキシコは巨大製薬産業の“人質”にはならない」と大統領は子どもへのワクチン接種を拒絶しているが、ネット民は大統領のこの先の身の安全を懸念
(『翻訳NEWS』2021-08-09)上記翻訳の題名で「ネット民は大統領のこの先の身の安全を懸念」とあるのは、最近ワクチンを拒否した世界でも珍しく勇気ある大統領が、相継いで不審な死を遂げたり暗殺されたりしているためです。
※ コロナワクチンに反対した3人の大統領が都合よく死亡し、ワクチン賛成者に取って代わられた―「偶然」はいつもグローバリスト(世界[支配]主義者)に有利なようだ。
(『翻訳NEWS』2021-08-08)https://noqreport.com/2021/07/18/three-presidents-who-opposed-covid-vaccines-have-conveniently-died-replaced-by-pro-vaxxers/
(英語原文2021年7月18日)ここであげられている「3人の大統領」とは次の3人です。
(1)ハイチのジョベネル・モイーズ大統領
(2)タンザニアのジョン・マグフリ大統領
(3)ブルンジのピエール・ヌクルンジザ大統領しかし、上記の翻訳記事の末尾には、このサイトの編集者による次のようなコメントが付記されています。
これを読んだ読者から「マダガスカルのラツィラカ大統領が2021年3月28日に亡くなり、その5週間後の5月8日に、彼の国が初めてCOVIDワクチンを投与されたことも確認してください」という投稿があった。
ですから、このような事実を知っているメキシコ国民は、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領の身の上に同じことが起きるのではないかと案じているわけです。
(つづく)
<プロフィール>
寺島隆吉(てらしま・たかよし)
国際教育総合文化研究所所長。元岐阜大学教育学部教授。1944年生まれ。東京大学教養学部教養学科を卒業。石川県公立高校の英語教諭を経て岐阜大学教養部および教育学部に奉職。岐阜大学在職中にコロンビア大学、カリフォルニア大学バークレー校などの客員研究員。すべての英語学習者をアクティブにする驚異の「寺島メソッド」考案者。英語学、英語教授法などに関する専門書は数十冊におよぶ。近著に『コロナ騒ぎ謎解き物語 コロナウイルスよりもコロナ政策で殺される』(あすなろ社)。関連キーワード
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