西九州新幹線武雄温泉-長崎間のレール敷設工事が終了
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来秋の開業が見込まれる西九州新幹線武雄温泉-長崎間の長崎駅構内で、9月4日に最後のレール敷設工事が完了、全線のレールが1本につながった。
工事主体の(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT、神奈川県横浜市)によると、レールの敷設工事は2018年8月、嬉野温泉駅(佐賀県嬉野市)でスタート。その後、JR佐世保線の在来駅と併設する武雄温泉駅(佐賀県武雄市)と終点の長崎駅の両方面にレールを延伸。3年ほどで武雄温泉駅-長崎駅間が結ばれた。
新幹線の線路は、在来線の線路で使われている枕木の代わりに「軌道スラブ」と呼ばれるコンクリート盤にレールを固定する構造。これによって高速走行時の安定性や省メンテナンスを達成しているという。
今後は、駅舎の建物工事や列車走行に必要な電力を供給する電気工事(変電所を含む)などを進める。来年3月末までに完成させ、その後、経営主体のJR九州に引き渡す。工事区間は67kmだが、営業距離は66kmになる見通し。
武雄温泉-長崎間は67kmのうち61%にあたる40.9kmがトンネル区間。最長は新長崎トンネル(長崎市現川町-天神町)の7,460m。
【南里 秀之】
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