「筑後川支流の氾濫を防ぐ」河川下に貯水施設構想~松延久留米市議
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2019年4月に久留米市議会議員に初当選し、現在3年目を迎えた松延洋一氏。現在は、建設常任委員会副委員長を務めている。過去に久留米市農業委員会副会長を務めていたことから、松延市議のもとには市民から道路の補修や河川・水路の改修浚渫工事、表土が剥き出しになった法面へのコンクリート打設工事や安全柵の破損修理、カーブミラーの取り付けなど、さまざまな意見・要望が寄せられている。松延市議はそうした声を市民に代わって届け、関わった案件の8割以上で適切な措置が講じられるなど、市議としての実績を積み上げている。
その松延市議は、久留米市で毎年のように発生する豪雨による筑後川支流の氾濫および浸水被害への対策として、河川下に貯水施設を整備するという壮大な構想を掲げる。
「度重なる豪雨で、筑後川の川底に砂が溜まり、水深が浅くなってしまっていると考えられます。もちろん溜まった土砂を取り除くための浚渫工事も行われていますが、筑後川の河川幅が広いこともあり、費用面でもなかなか難しい問題があります。浚渫した土砂の捨て場の確保もままなりません。そうであれば、いっそのこと筑後川の河川下に巨大な貯水施設を整備して、豪雨などの雨水が集中する際に一時的に水を逃す場所を確保しておくというやり方も検討してよいと思います。河川下であれば、新たに土地を確保する費用はかかりません。日本の技術は世界一と思っており、実現できることを願っています」(松延市議)。
技術的な問題、整備費用の算出など課題は山積みだが、度重なる浸水被害を抑えるためにも松延市議の構想は一考の余地があるのではないだろうか。
【内山 義之】
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