患者に寄り添うサービスを提供 100年続く整骨院に
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(株)トリプルクラウン 代表取締役 野坂 淳二 氏
「心」がある整骨院を目指して
福岡市内で5つの鍼灸整骨院を展開する(株)トリプルクラウン。「お子様からお年寄り、部活に励む学生からプロのスポーツ選手まで」、来院者一人ひとりの日常と活動に寄り添いながら、そこで生じた体のさまざまなトラブルを解消し、「生活の質の向上」を目指して共に歩んでくれる頼もしい存在だ。
社名の「トリプルクラウン」とは、同社のロゴでも表象されているように「三重の王冠」の意。3つの王冠は各々、同社の三大経営理念である「技」(常に技術の向上を目指す)・「心」(心から最大限のサービスを提供する)・「知」(知識の習得を怠らない)を象徴するという。これについて、同社の野坂淳二代表は次のように解説する。
「当社のロゴは、中央に大きな王冠を1つ、その両脇に小さな王冠を配置して描いたものです。中央に据えた大きな王冠は『心』を、左が『技』、右が『知』をイメージしています。なぜなら、『技』や『知識』よりも優先されるべきは『心』だと考えているからです。もちろん、技術に欠ける、知識に欠けるのはプロ失格ですが、大前提として患者さんに寄り添える『心』がある整骨院でありたいと思っています。」
規模の拡大より人の育成
同社経営の整骨院は、「東比恵はりきゅう整骨院」「照葉アイランドアイ整体院」など、院名にすべて地名があしらわれているが、ここにも野坂氏の真摯な想いが込められている。「仮に『野坂整骨院』としていたら、万一私が働けなくなった時、院名の変更を余儀なくされてしまいます。しかし、地名ならば、私の後を継いで誰がリーダーになっても院名変更の必要はありません。当面の目標は『100年続く』整骨院をつくりあげることです」。事業を通じて蓄積した技術と信頼が広く共有され、継承されることを切に願う経営者の姿がここにある。
実際、2007年8月の「東比恵はりきゅう整骨院」開院、10年8月の法人化を経て、同社は順調に事業を拡大させてきた。現在は28名のスタッフを擁し、柔道整復師および鍼灸師、理学療法士のほか、全米アスレチックトレーナーズ協会公認のアスレティックトレーナー、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーなどが在籍。プロバスケットチーム「ライジングゼファーフクオカ」にチームスタッフとして帯同するなど、たしかな実績を積み上げてきた。
だが、「今後も規模を拡大していくのか」との問いに、「そうした気持ちはまったくありません」と野坂氏は言う。「それよりも、『心』豊かな医療人を育成することが私の関心事です」。氏にとって事業の拡大は、あくまで「心」がスタッフや来院者に通じたことの結果なのだ。「スタッフが成長して『院長としてひとり立ち』したいと望むなら、その時私は、整骨院・整体院の開院を含め、全力でサポートしていくつもりです」という野坂氏。「100年続く整骨院・整体院を」との目標は決して夢物語ではない。
<INFORMATION>
代 表:野坂 淳二
所在地:福岡市博多区東比恵4-2-30-1F
(東比恵はりきゅう整骨院)
設 立:2010年8月
資本金:500万円
TEL:092-210-1100
URL:https://triplecrown-f.com/top/
<プロフィール>
野坂 淳二(のさか じゅんじ)
仙台・東京・沖縄にて研修後、福岡で整骨院を開院。トレーナーとしてさまざまなプロスポーツ選手とも関わっている。関連キーワード
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