沢井製薬、飯塚市に新工場建設 熊本に台湾半導体大手TSMC進出
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沢井製薬(株)(大阪市淀川区、澤井健造社長)が、「第二九州工場」(福岡県飯塚市)敷地内に新工場を建設するのにともない、14日に同社と福岡県、飯塚市による立地協定締結式が行われた。
今回の新工場建設はジェネリック医薬品の市場拡大に対応した生産能力増強が狙い。同社は「現在の年間25億錠の生産能力に対し、ステップ1として2024年に20億錠追加。ステップ2として追加予定の10億錠については、他社を含む市場の動向や当社の新製品開発状況などを勘案しながら遅滞なく実施していく」としている。
新工場は延床面積2万9,446m2、鉄骨造7階建てで、24年1月からの稼働を予定している。九州では台湾の世界的半導体ファウンドリである台湾積体電路製造(TSMC)が14日、ソニーグループと共同で熊本県内に新工場を建設し、24年に稼働を目指すと発表した。また、半導体用シリコンウェーハの製造・販売を手がける(株)SUMCOが、佐賀県伊万里市の九州事業所久原工場敷地内での工場増設を発表している。
また、(株)資生堂も22年上期に九州で初めてとなる福岡久留米工場(福岡県久留米市)を稼働させる予定となっている。
【新貝 竜也】
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