【縄文道通信第80号】縄文人と古代ユダヤ人~縄文道―武士道―未来道(前)
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(一社)縄文道研究所
縄文人と古代ユダヤ人
以下にユダヤと日本の関係を紹介していく。
1:日本のロケット博士で東京大学教授だった糸川英夫博士は生前、次のようなメッセージを残している。
「ユダヤ人と日本人が繋がれば世界は良くなるであろう」・イスラエルが約1800年の流浪の歴史を経て1948年5月14日に建国された驚異的事実。
・世界人口の0.2%の少数民族ながら、ノーベル賞受賞者約20%、学問・芸術・経済の分野で、世界的に大活躍をしている。
・日本、イスラエルともに長い歴史を有し、日本は古事記、ユダヤ人は旧約と新約聖書を残している。
以上を踏まえて、糸川博士はイスラエルを訪れ、ユダヤ人を深く理解されたうえで発言されたと理解している。
2:2014年に世界最大のユダヤ資本・ロスチャイルド財閥のロスチャイルド銀行社長・DR ジョシュア・シンと上智大学のイベント関連で会食する機会があった。彼はインド人のシーク教徒であるが、ソルボンヌ大学で物理学博士、ハイデルベルグ大学で哲学博士の学位を持つ紳士だった。彼にグローバル化の意味を聞いたところ、即座に「ユダヤ化であるし、キリスト教化でもある」との答えが返ってきた。当時『グローバル人財養成塾』(2015年、生産性出版)という書籍を執筆中で、このメッセージは非常に参考になり、コラムにユダヤ人について多数紹介させていただいた。
3:筆者は2000年から2016年までエグゼクティブ・サーチ会社ITPの日本代表を務めた経験がある。
アメリカのシリコンバレーで国際会議があった際、世界最大のサーチ会社・コーン・フェリーの副社長も経験したポール・コー氏から「サーチビジネスの世界的大手は、すべてユダヤ人が創設したという経緯がある。従ってサーチビジネス(俗称:ヘッドハンティングビジネス)は「ユダヤビジネスである」と説明を受けたことがあり、ユダヤ人の商売センスに驚かされた。なぜなら、この世の中で最も価値の高い人間を対象としているからだ。4:商社時代、資源ビジネスではユダヤ人から厳しいビジネスの交渉術を学んだ。パース駐在時代は、ユダヤ人とのスクラップ・ビジネスや世界的な工業塩投資会社のパートナーがユダヤ資本で有名なリオ・ティント・ジンクであったこともあり、学ぶことが多々あった。さらにブリュッセル駐在時代は、世界的なユダヤ人資源トレーダーであるスイスのグレンコアーからも学んだ。サーチビジネスを通じて、この会社の日本法人に多くの有能な人財を紹介させていただいた。
5:日本に帰国後、日本イスラエル商工会議所と日本イスラエル親善協会のメンバーとして、多くのユダヤ人との付き合いがあった。
とくにコーエン元イスラエル大使との付き合いでは、多くのことを学ばせていただいた。コーエン大使は、昔から存在した「日ユ同祖論」者でもあり、多くの書籍を残されている。6:世界5大陸に足を踏み入れてきたが、イスラエルをどうしても訪問したく、2017年にキリスト教関係のツアーで念願の「イスラエル10日間の巡礼旅行」をする機会に恵まれた。改めて、歴史認識、価値観、世界観を五感で認識することができた。
(つづく)
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