農林水産省は5日、大豆を原料に使用し、牛肉や豚肉に見た目も風味も似せて製造される大豆ミートの日本農林規格(JAS)案を公表した。「大豆ミート食品」と「調製大豆ミート食品」の規格化を計画している。
食肉の取りすぎは生活習慣病の原因となることから、食肉の代替品として大豆ミートが健康志向の消費者やベジタリアンを中心に普及している。
「大豆ミート食品」のJAS案では、肉のような繊維感・粒感を出して、ミンチ・スライス・ブロックといった形状に加工することを要件に挙げた。使用する原材料は、「アミノ酸スコア(必須アミノ酸をバランス良く含むことを表す指標」が「100」の大豆原料とする。大豆タンパク質の含有率が10%以上であること、すべての動物性原材料を使用しないことも求める。
「調製大豆ミート食品」については、形状のほか、大豆タンパク質の含有率が1%以上であること、卵・乳を除く動物性原材料を使用しないことなどを要件に挙げた。
表示方法は、商品パッケージのわかりやすい部分に「大豆ミート食品」または「調製大豆ミート食品」と記載。業務用加工食品の場合は、送り状や納品書などへの表示も可能としている。
【木村 祐作】
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