2024年12月23日( 月 )

暴力団組長との密接交際認定は不当 九設・元社長が県と市を提訴

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 今年5月に負債30億円で倒産した設備工事会社「九設」(大分市)の元社長・田島貴博氏が、倒産のきっかけとなった暴力団組長との密接交際認定をした福岡県警の調査や、県および市が公共工事から排除した決定は違法だとして、県および市を相手取り、決定の取り消しや損害賠償を求めて福岡地裁に提訴した。提訴は11月10日付け。

 田島氏は当初から「暴力団員とは知らなかったが、取り調べの厳しさに知っていたと答えてしまった」と主張していたが、県警の公表から2週間後、銀行口座の凍結もあり倒産に追い込まれた。同氏は「証拠の開示もなく納得いかない」として提訴に踏み切った。

【緒方 克美】

▼関連記事
【倒産を追う】(株)九設 排除措置公表から2週間 急転直下の倒産劇 

法人名

関連キーワード

関連記事