2024年12月24日( 火 )

突然の社長交代 五洋食品産業に何が起きているのか(11)

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三井物産のTOB(株式公開買付け)が終了

 三井物産は五洋食品産業のTOBを10月15日に発表、同18日から実施していたが、12月2日をもって終了した。前社長で第2位の株主である舛田圭良氏が所有する株式(12.96%)以外のすべての取得を目指し、最終的にすべてではないものの、150万6,083株(83.37%)を取得した。今後は所定の手続きを経て上場廃止となる予定。

 三井物産は2022年2月上旬をメドに五洋食品産業の臨時株主総会において株式併合および上場廃止を行うことに関する特別決議を行い、上場廃止申請を行うことで、2月下旬には五洋食品産業の株式を非公開化する。

 2月中には三井物産の子会社として、舛田・三井物産体制の経営陣で再スタートを切る見通しだ。

(了)

【緒方 克美】

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