2024年12月25日( 水 )

【12/8】<博多座>博多座神楽まつり『鬼滅』で描かれた“鬼”も登場

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博多座神楽まつり

特長ある“神楽”が博多座に集結

 古代、大陸との海を支配した「海人族」(阿曇、住吉、宗像)。大陸との交流のなかから神楽(かぐら)の原型のひとつが生まれた。そして神楽は時とともに全国へ広まるなかで、能、文楽、歌 舞伎など伝統芸能へとつながっていく。

 神楽の宝庫である九州と山陰から、代表的な神楽が博多座に集結。「古事記」「日本書紀」など神話世界にまつわる土地の多い九州、山陰は神楽も多種多様。北部九州と石見から特長ある神楽が勢ぞろいし、悪疫退散、無病息災を祈念します。多彩で豊かな神楽の世界をお楽しみください。

第1部 神楽の旅~伝統芸能の源流を探る

 海人族による大陸との交流から生まれた、神事、祈りとしての神楽。

志賀海神社御神楽 志賀海神社(福岡市東区)

 志賀海神社の祭神は海神の綿津見三神であり阿曇族の祖神。「金印」が出土した志賀島と海の中道を含めた一帯は、古代、海人を司り海上交通を支配した阿曇族の本拠地であり、志賀 海神社はその中心地であったと考えられています。神社で行われる歩射祭、山誉祭、御神幸祭は福岡県指定無形民俗文化財。

壱岐神楽 壱岐神楽保存会(長崎県壱岐市)

 「魏志倭人伝」に「一大国」とある壱岐島。古代より大陸との交流における要衝であり重要な神事も行われてきました。壱岐の総鎮守であり海神の住吉三神を祀る住吉神社で行われるのが壱岐大大神楽。起源は約700年前まで遡るといわれており、国指定重要無形民俗文化財。

豊前神楽 黒土神楽講(福岡県豊前市)

 豊前神楽は江戸時代に神職によって伝承され、五穀豊穣、無病息災、国家安寧を祈願したといわれる。明治初期以降は民間の神楽講(保存会)によって舞い継がれている。鬼(駈仙)の出る演目が多く、力の象徴である鬼を鎮めることで諸願が成就するとされる。中世における修験道の影響が色濃く反映されているのも特長。国指定重要無形民俗文化財。黒土神楽は旧豊前国の上毛郡の社家神楽を明治9年に伝承されたものであり、18世紀初期に行われた執行形態や演目が大筋そのままのかたちで引き継がれている。

第2部 スペクタクル神楽

 伝統を受け継ぎながら時代とともに進化し、エンターテインメントにまで昇華した神楽。

石見神楽 石見銀山神楽連盟(島根県大田市) 

神楽 イメージ 大田市は島根県のほぼ中央、出雲と接する石見地域の東端にあり、広義の「石見神楽」の中でも出雲神楽の影響を色濃く残す奥飯石系(三瓶系)神楽が多く継承されている。団体によって出雲、石見両方の特長がみられ、それぞれに趣の異なる舞を見ることができる。石見銀山神楽連盟は現在9団体が所属。2019年に島根県西部地方の神楽、20年に三瓶山とともに多根神楽が日本遺産の構成文化財となった。

「博多座神楽」上演にあたり


ナビゲーターの田島芽瑠さん(HKT48)(左)、豊永阿紀さん(HKT48)(右)
ナビゲーターの田島芽瑠さん(HKT48)(左)、豊永阿紀さん(HKT48)(右)

ナビゲーター
田島芽瑠(HKT48)、豊永阿紀(HKT48)

企画・構成:貞刈厚仁((株)博多座 代表取締役社長)
構成台本 :佐藤万里/演出:奥秀太郎/製作:博多座
協賛:九州電力 西日本シティ銀行 福岡銀行 九州旅客鉄道 九電工 西部ガスホールディングス 西日本鉄道 
後援:福岡市教育委員会

<日時>
12 月 8 日(水)午前11 時開演
<料金>
A席4,000円、B席3,000円、C席2,000円/1、2階席のみ

■博多座電話予約センター TEL=092-263-5555
■プレイガイドお取り扱い/チケットぴあ Pコード:508-259 https://t.pia.jp/ /ローソンチケット Lコード:83962 https://l-tike.com/

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