「福岡好き」が街を良くしていく 刷新続ける都市・福岡の今後は―
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(株)エフ・ジェイ ホテルズ
取締役会長 榎本 重孝 氏時を経て周囲と調和し 今なお通用するキャナル
「THE BASICS FUKUOKA(ザ・ベーシックス福岡)」を始め、「ザ・レジデンシャルスイート・福岡」や「フォルツァ」シリーズなど、福岡地所グループにおけるホテル事業を担当している(株)エフ・ジェイ ホテルズ。同社は「福岡・九州をもっと熱く、もっと楽しくしたい」「魅力あるまちづくりと地域づくりに取り組みたい」という福岡地所グループの企業姿勢の下、九州ホテル業界のリーディングカンパニーとしての成長を続けている。
同社取締役会長・榎本重孝氏は、福岡地所(株)の取締役副会長も務めており、長らく福岡の街の移り変わりをつぶさに眺めてきた1人だ。その榎本氏は、福岡地所の開発で1996年4月に開業した複合商業施設「キャナルシティ博多」について、こう振り返る。
「キャナルは、当初の開発に関わった全員が福岡を好きな者たちの集まりであり、皆が『天神と博多をつなぐこの場所に、街の回遊性を向上させる良い施設をつくりたい』との思いで、知恵を出し合って取り組んだのが良かったのだと思います。おかげさまで、開業してからすでに四半世紀が過ぎましたが、時の経過とともに周りの景観とも調和しながら、今なお福岡の街中の第一線で通用する商業施設であり続けています。」
20~30年ごとに街を刷新し 100年単位の良い循環を
福岡地所グループではキャナルシティ博多のほかにも、天神ビッグバンの第1号となった「天神ビジネスセンター」など、福岡都心部における数々の大型プロジェクトに関わってきた。榎本氏の見立てでは、福岡の街は20~30年周期で大きな変革を迎えているという。実際、現在の天神ビッグバンや博多コネクティッドの約20年前にはキャナルが開業、さらにその約20年前には博多駅までの新幹線開通や、天神地下街の誕生などがあった。こうして20~30年ごとに少しずつ街を刷新していき、100年で循環するかたちにしていけば、福岡はもっと魅力的な街になっていくのでは―と榎本氏は分析する。
榎本氏はそんな福岡のポテンシャルについて、「福岡というまちは懐が深く、立地的にもとても恵まれていると感じます。今後、南海トラフ大地震などの発生を想定した場合、東京だけでなく、日本海側の福岡にも拠点を構えようと大企業が考えるのは、ごく自然な流れではないでしょうか」と評価。自身も福岡を愛する者の1人として、これからの福岡の輝かしい未来の到来に、胸を高鳴らせながら思いを馳せているところだ。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:清原 邦彦
所在地:福岡市博多区住吉1-2-82-4F
設 立:2021年6月
資本金:3,000万円
TEL:092-282-3211
URL:https://www.fj-hotels.jp
<プロフィール>
榎本 重孝(えのもと しげたか)
1946年生まれ。74年、28歳のときにブラジルに渡り、都市開発に携わる。14年間のブラジル生活を経て帰国。現在は(株)エフ・ジェイ ホテルズ取締役会長のほか、福岡地所(株)取締役副会長など、多くの役職を兼務。福岡の地域経済活性化のために尽力している。法人名
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