2024年12月23日( 月 )

【BIS論壇 No.364】BIS・創設31周年の抱負

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
 今回は2022年1月1日の記事を紹介。

 200名のBIS会員各位殿、BIS創設31周年目の新春を心より慶賀祝申し上げます。

 これまでの30年間、175回の情報研究会参加者累計は16,000人、講師550名に達しました。これはひとえに会員各位の長年のご指導、ご鞭撻、ご協力の賜物で、厚く御礼申し上げます。31周年を迎えるに際し、「継続は力なり」という言葉を実感しております。

 今後とも日本にとって重要な情報(インテリジェンス)の研究を継続してまいりたく、引き続き、よろしくご協力、ご指導のほどお願い申し上げます。

グローバル イメージ    31周年の本年は高度国際経済・経営情報に加え、経済安全保障、AI(人工知能)、ビッグ・データ、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、さらに再生エネルギー、環境、健康・医療情報、アジア、中国、インドなどを中心とする経済情報収集、分析、活用にさらに一段と努力する所存です。

 情報蒐集に関しては、BISと提携関係にある国連・経済社会理事会認証団体のDEVNET INTERNATIONAL(明川文保総裁)、情報会社のデータ・マックス社(児玉直社長)、NEASE-NET・北東アジア研究交流ネット(代表理事・谷口 誠 元国連大使)、シニア起業支援機構 J-SCORE(松井 武彦・代表理事)、国際アジア共同体学会(進藤栄一会長)、国際伝統・新興医療融合協会(溝尾 朗 医学博士 会長)、世界友愛フォーラム(会長・鳩山由紀夫・元首相)、さらにこのほど、国際、および中国関係情報提携を強化することで合意した中国・中外新聞社とも経済、政治、文化、健康情報収集など、協力を深めたいと存じます。

 平和研究面では、とくに日中韓平和構築に長年ご尽力中の人間自然科学研究所(小松昭夫理事長)、脱原発でご活躍中の村田光平元スイス大使との連携協力を強化したいと思います。

 さらに、これまで情報提供いただいているJETRO、ASEAN東京事務局、笹川財団、東京財団、日本経済新聞社、大阪大学外国語学部OB 会、国際文化会館、日本記者クラブ、EU日本代表部、在日外国大使館などご提供の経済、政治情報などを一層活用したいと存じます。

 31周年記念行事としては日本コンペティティブ・インテリジェンス学会(会長・高橋文行日本経済大学大学院教授)と連携し、経済安全保障問題の共同研究を行うことを決定。2021年12月7日に第1回合同研究会を開催。さらにDEVNETが企画中のスリランカとの経済協力プロジェクトへの協力、現地視察。立命館大学・周瑋生教授が実行中の中国浙江省浦江県での環境保全プロジェクトへの協力。このほど新たにBIS顧問にご就任いただいた酒井正三郎・中央大学名誉教授、前総長、学長が理事としてご活躍中の精華大学の日中イノベーションセンターとの協力も検討したいと存じます。BIS エネルギー部会(会長・岡本博之・BIS常務理事、名古屋市立大学特任教授)の環境、エネルギー関連研究会にも全面的に協力する所存です。これらに関心のある会員各位、および会員友人の積極的な参加を強く希望する次第です。


<プロフィール>
中川 十郎(なかがわ・ じゅうろう)

 鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)

関連キーワード

関連記事