2024年12月21日( 土 )

【コロナ禍を越えて(6)】日常を取り戻せ! 福岡コロナ警報解除

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 福岡県は県独自のコロナ対策「福岡コロナ警報」を6月1日に解除した。ゴールデンウイーク明けも感染再拡大が見られず、病床使用率も解除の目安である20%を下回っているからである。

 警報解除にともない、「飲食時間の目安は2時間」「テーブル間の移動制限」「立食形式を控えること」「感染防止認証店以外の人数制限」が解除された。

 この決定に胸をなでおろした飲食店事業者も多いことだろう。NetIB-Newsでは「飲食事業者の独立心、自尊心を育てよ!」と題した記事のなかで、飲食店経営者にコロナ禍における現状について取材したが、皆一様に苦しい胸の内を明かしてくれた。

 県は「感染拡大が完全に収束したわけではない」として、事業者に対し業種別ガイドライン等の遵守、換気の徹底と、感染防止認証店の取得申請に努めることを要請している。しかし、今回の「福岡コロナ警報」解除により、客が大手を振って飲み食いできるようになることはたしかだ。

 以前、取材した飲食店経営者は「緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、そして福岡コロナ警報が解除され、とりあえず一安心といったところです。だからといって感染対策を疎かにするつもりはありませんが、ようやく再スタートが切れます」と語る。

 博多伝統の祭り「博多祇園山笠」の舁き山笠が3年ぶりに復活するなど、福岡の街にも着々と「コロナ禍を越えた」日常が戻りつつある。今回の「福岡コロナ警報」解除により、それに一層拍車がかかることだろう。

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