【福岡県】コロナ警報を発動 5日の病床使用率16%
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福岡県は6日、服部誠太郎知事の臨時記者会見を開き、県独自の「福岡コロナ警報」を再び発動すると発表した。発動は6月1日に解除して以来となる。
県によると、新型コロナウイルス感染症の感染状況について、新規陽性者数は6月下旬以降、増加傾向にあり、7日移動平均で見ると、6月18日の642人から7月5日には1,313人にほぼ倍増している。
新規陽性者の増加の要因について、以下の3つが挙げられている。ワクチンの3回目接種などにより獲得した免疫が徐々に弱まったこと。社会経済活動が活発となり、人と人との接触の機会が増加したこと。オミクロン株の新たな系統BA.5への置き換わりが進んでいること。
医療提供体制の状況は、入院者数が335人、うち重症者数と中等症者数の合計が55人、病床使用率が16.2%、重症病床使用率が0.4%。宿泊療養者数は531人、宿泊療養施設の稼働率は21.8%という(いずれも5日時点)。
県は福岡コロナ警報を発動する基準の1つとして、病床使用率15%を定めている。今後、7月の3連休や夏休みを控え、人と人との接触機会が増えると見込まれ、感染拡大により医療への負荷が高まる恐れがあるため、福岡コロナ警報の発動に踏み切った。
【茅野 雅弘】
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