昨日、記者の知人の携帯に【国税庁8月17日】という見出しのショートメッセージが届いた。「詳細はこちら。」と案内のあるリンクをタップしたところ、「マルウェアが検出されました」というシステム警告が表示され、不審なメールであると気づいた。
調べたところ、ここ数日、同様に国税庁の名をかたるメッセージが多く発信されているようだ。リンクは偽リンクであるが、警告が表示されないまま、クレジットカード情報など個人情報の入力を求める画面に誘導されたケースが出ている。
国税庁が税金の支払いを書面ではなくSMSで行うことは考えにくく、かつ個人の携帯番号の情報を保有しているとは限らない。支払い期日や金額、問い合わせ先などの情報もない。このように不自然と思われる点は多々ある。同様のメッセージを受け取った際は、リンクをタップする前に不審な点がないか、注意してほしい。
国税庁は「国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信していない」などと注意喚起を行っている。また、フィッシング対策協議会や情報処理推進機構(IPA)なども注意を呼び掛けている。
【茅野 雅弘】
関連記事
2025年6月16日 15:30
2025年6月14日 06:00
2025年6月13日 16:40
2025年6月11日 10:50
2025年6月4日 15:30
2025年6月3日 15:30
2025年6月10日 17:00