出入国在留管理庁は本日、日本語学校「西日本国際教育学院」(福岡市南区、学校法人宮田学園)の職員が留学生を鎖などで拘束するなどの人権侵害行為を行ったとして、留学生の受け入れ認可を抹消する処分を行った。同処分は、現在の留学生受け入れ制度が厳格化された2016年以降で初めてという。
21年10月、同院の職員が、20代ベトナム人留学生に対し、ベルトを鎖や南京錠でつなぎ、数時間拘束するなどの行為を行った。その後、出入国在留管理庁が行った調査に対し、同院は拘束した事実と人権侵害を認めている。
同院は今後5年間、留学生の受け入れができなくなる。同院に在籍中の留学生約630人について、出入国在留管理庁は同院に対してほかの日本語学校への転校を促すよう指導する。
【茅野 雅弘】
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