来年2月の任期満了にともなう北九州市長選に向け、同市出身の国土交通省官僚、津森洋介氏(47)が立候補の意向を固めたことが、関係者への取材で分かった。現職の北橋健治氏(69)は出馬せず、津森氏の支援に回るとみられる。

津森氏は1999年に旧建設省(現・国交省)に入省し、2014年9月、国土交通副大臣秘書官を経て、16年4月に住宅局建築指導課建築業務監理室長、18年6月には水管理・国土保全局下水道部下水道企画課管理企画指導室長、19年7月より九州地方整備局建政部長を歴任し、現在は内閣府に出向し、民間資金等活用事業推進室参事官を務める。
九州地方整備局県政部長時代には、建設業界が直面する高齢化などによる人材の減少に対して、若い世代にキャリアパスを示し、技能・経験に応じて処遇を改善することを目的とした「建設キャリアアップシステム」の普及・活用促進に努め、建設業界の担い手確保のための「処遇改善」「働き方改革」「生産性向上」に向けた取り組みを推進していた。
【児玉 崇】
関連記事
2025年4月21日 13:00
2025年4月10日 16:35
2025年4月2日 12:00
2025年4月17日 10:30
2025年4月10日 13:00
2025年4月9日 17:00
2025年4月3日 17:30