【古賀市長選】現職・田辺一城氏が事務所開き
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任期満了にともない行われる福岡県古賀市の市長選挙への立候補を表明している現職の田辺一城氏(42)が15日、事務所開きを行った。秋晴れの好天のなか、古賀市美郷に構えられた事務所には、田辺氏の支援者をはじめとした大勢の人が駆けつけた。
事務所開きにあたっては、来賓祝辞として福岡4区選出の衆議院議員・宮内秀樹氏のほか、参議院議員・野田国義氏、福岡県議会議員・吉松源昭氏、糟屋郡町長会・会長を務める篠栗町長・三浦正氏、古賀市議会議長・結城弘明氏、連合福岡 福岡地域協議会議長・石堂高大氏らがそれぞれ激励の言葉を贈った。
「自治体のリーダーとして一番大切な情熱をもっておられる。多くの市民の声をしっかりと受け止めながら、もっと強い情熱で2期目を頑張ってもらいたい」(宮内代議士)。
「これまでの1期目4年間は“田辺カラー”を打ち出しながら、さまざまな“種”を蒔いてこられた。2期目で古賀市のまちづくり・人づくりの“花”を咲かせていただきたい」(野田議員)。
「地元・古賀市のために、こんなに県議会にさまざまな要望をもってこられる首長はいない。1期目はおそらくコロナ対策でやりたかったことの半分もできなかったので、2期目はもっと頑張っていただきたい」(吉松県議)。
「若い市長だけあって、さまざまな先進的な取り組みを行っておられるが、糟屋地区の7町とも歩調を乱すことなく、連携しながら一体となってやってくれている。今後もぜひ一緒に頑張っていきたい」(三浦町長)。
「田辺市長は非常に粘り腰で、良い意味であつかましい部分と可愛い部分とをバランス良くもっている。我々市議会も市のチェック機能の役割をはたしながら、国・県・市、そして市議会の“4本の矢”でともに頑張っていきたい」(結城市議会議長)。
「田辺さんは頭が良くて情熱があるほか、行動力と実行力を兼ね備えており、良い意味での政治家だと感じる。こうしたバランス感覚のある良い人に、古賀市のためにまた活躍していってほしい」(石堂議長)。
来賓紹介では、隣接する福津市の市長や糟屋郡7町(宇美町、粕屋町、篠栗町、志免町、新宮町、須恵町、久山町)の全町長などの近隣の首長、古賀市議会議員や福岡県議会議員、衆・参両議員の代理者などが紹介され、超党派による盤石の布陣を示した。また、祝電紹介では、福岡県知事・服部誠太郎氏や自民党福岡県支部連合会常任相談役・藏内勇夫氏のほか、重要な公務のために出席できなかった福岡県議会議員・吉田健一朗氏からの3名分の祝電を紹介。とくに、同じ古賀市出身の政治家で“盟友”である吉田県議からの長文にわたる祝電が読み上げられると、そこに込められた熱い想いに会場内が沸いた。
その後に登壇した田辺氏は、自身の政治家としての12年間および、古賀市長としての1期・4年間を振り返りながら、市民を誰1人取り残さない“オール古賀”のために対話と交流を行いながら、すべての市民の代表としてバランス調整も意識してきたと強調。二元代表制における市議会の理解を得られるよう注力してきたことや、近隣自治体3市7町との連携も深めながら、古賀市を前に進める体制を構築し、1期目の公約で掲げた多くを達成・着手することができた、と総括した。
また、持続的に発展できる人口規模を今後10年間にわたって維持していくためにも、古賀市に住むというインセンティブを生んでいくことは市政にとって重要とし、2期目に向けては引き続き産業力の強化に取り組んでいくほか、新たに居住機能の強化に向けた土地利用転換の検討なども進めていくと発表。最後に、「これまでやってきた1期4年間の歩みを止めない、むしろ加速させていく。そのためには、不遜ながら私自身が市長2期目として舵取りを担っていくことが、古賀市にとって必要だと考えています。本日の事務所開きを契機として、政治活動にさらにエンジンをかけていきます。皆さまのお力添えをお願いいたします」と決意を語った。
なお、古賀市長選は11月20日告示、同27日投開票で行われる予定。現在のところ、田辺氏以外からの立候補の表明はない。
【坂田 憲治】
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