【古賀市長選】現職・田辺氏が無投票で再選
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20日に告示された任期満了にともなう福岡県古賀市の市長選挙は、無所属現職の田辺一城氏(42)のほかに立候補の届け出がなかったことから、無投票での再選が決まった。
田辺氏は1980年5月生まれの古賀市出身。福岡県立福岡高等学校および慶應義塾大学法学部を卒業後、2003年に毎日新聞社に入社し、新聞記者としての経験を積んだ。その後、11年4月に福岡県議会議員に初当選して政治家に転身し、県議を2期務めた後、18年11月の古賀市長選で初当選した。
今回の無投票での再選の決定を受けて、田辺氏は20日午後5時過ぎから自身の選挙事務所で当選報告会を開催。まずは、集まった支援者らに向けて感謝の言葉を述べた田辺氏は、続けて無投票での再選における責任の重さについての自身の考えを吐露した。
「私のことをご支援ご支持いただいている方もいらっしゃる一方で、『いやいや田辺、お前なんばしよっとか!』という考えの市民の方もいらっしゃいます。今回はそれが数字で見えない状況ですので、私自身が今回の無投票当選というものをしっかりと自分のなかで受け止めて、咀嚼して、そして気を引き締めてこれからの2期目4年間を、市長として真剣にまちづくりに取り組まなければならないと思っております」(田辺氏)。また、1期目4年間で行ってきた市の取り組みを、2期目も着実に前進させていくことを宣言。これから先の古賀市の新たな時代を拓いていくために、産業力の強化やチルドレンファーストの徹底、また、誰もが安心・健康で生きていきやすい地域社会の構築などを、自身の政策の柱に据えていくことを改めて言及し、「これまでの取り組みを2期目4年間でさらに良いものにしていくことを、引き続き“オール古賀”でやっていきたい。今日という日を契機として、しっかりと足を踏み出して、新たなまちづくりをさらに進めていきたいと思います。皆さまの引き続きのご指導ご鞭撻、そしてさらなるご支援をよろしくお願い申し上げて、私の当選報告および決意表明とさせていただきます」(田辺氏)と結んだ。
その後、福岡4区選出の衆議院議員・宮内秀樹氏や、篠栗町長・三浦正氏をはじめとした糟屋郡の首長らとともに、同じ古賀市出身の政治家で“盟友”である吉田健一朗氏の音頭で“バンザイ”を行い、当選報告会を締めくくった。
【坂田 憲治】
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