「アジフライの聖地」長崎松浦に見る観光需要回復
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先日、観光で長崎県松浦市を訪れた。福岡の自宅を午前10時に出発して車を走らせること約2時間で松浦市に到着。ちょうどお昼時だったので、食事をとるべく当地の道の駅に立ち寄ることにした。
アジの水揚げ量日本一を誇る長崎県松浦市は、2020年12月に「アジフライの聖地」として認定されている。「せっかく松浦にきたのだから…」と思い、アジフライ定食をいただくことに。
週末のランチタイムだったこともあり、道の駅内の飲食コーナーは満席で、およそ30分の空席待ちを余儀なくされた。6月にコロナの水際対策が緩和されたこともあってか、飲食コーナーには、日本人だけでなく、外国人観光客と思しき人々の姿も目立ち、筆者同様、松浦のアジフライに舌鼓を打っていた。また、お土産にするのだろうか、売店で大量のアジフライを購入するお客さんもいた。
現在、松浦市では「アジフライの聖地巡礼宿泊キャンペーン」(来年1月15日まで)が開催されており、宿泊者を対象に宿泊割引および食事券の贈呈を行っている。観光需要喚起を図るための同様のキャンペーンは、全国各地で実施されている。また、25日には政府が「全国旅行支援」の年明けまでの継続を発表。こうした取り組みが、観光需要の回復に一層の拍車をかけるであろうことは想像に難くない。
【新貝 竜也】
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