パチンコホール「ラッキーランド」の閉店が続いている(下表参照)。運営を手がける(株)新洋 (福岡市博多区)は、福岡市地下鉄・JR姪浜駅北口の目の前という好立地で営業していた、ラッキーランド姪浜駅前店も閉店させており、店舗再編というより事業再編が加速している印象を受ける。

残されているのは、博多駅南(設置台数295台)・須恵(216台)・友丘(160台)・和白丘(160台)・和白Ⅱ(144台)・宇美(180台)・那珂川(194台)・戸町(長崎、248台)の8店舗。ただ、須恵店に関しては「土地の買い手がつき次第閉店するようだ」(ホール運営A社)との話も聞かれ、今後さらに減少する可能性もある。
多くのホール運営業者が規制強化とコロナ禍の影響で大ダメージを受けた。同社も例外ではなく、規制強化・コロナ前には100億円を上回っていた売上高は、規制強化・コロナ後の店舗再編によりほぼ半減。これまで主力事業だったホール運営に代わり、所有不動産を活用した賃貸業や資産管理事業が存在感を高めつつある。
同社を含む新洋グループでは、内装リフォームや不動産売買、「肉寿司」をはじめとする飲食店運営など、多彩な事業展開を行っており、ホール運営はそのなかの1つに過ぎない。福岡の遊技ファンにとっては、一抹の寂しさを覚えるラッキーランドの相次ぐ閉店。しかし、これもまた世の中の趨勢と、受け入れるしかない。
【代 源太朗】
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